コンテンツにスキップする

モルガンSのCEOが再び大型買収、イートン・バンスを傘下に

更新日時
  • ゴーマンCEO、投資銀行色を薄めて資産運用事業を拡大へ
  • 今後はさらに買収はせずEトレードやイートンの統合に集中-CEO

モルガン・スタンレーは投資信託会社のイートン・バンスを約70億ドル(約7400億円)で買収することで合意した。イートン・バンスのブランド知名度を取り込み、資産運用事業を拡大する。

  モルガン・スタンレーの8日発表によると、イートン・バンスの株主は1株当たり現金約28.25ドルとモルガン・スタンレー株0.5833株を受け取る。1株当たり約56.50ドルに相当し、イートン・バンスの7日終値を38%上回る。

  買収後、モルガン・スタンレー・インベストメント・マネジメントの運用資産は約1兆2000億ドル、収入は50億ドル超となる。買収は来年4-6月(第2四半期)に完了する見込み。

  就任から10年余りのジェームズ・ゴーマン最高経営責任者(CEO)は、自社をウォール街の典型的企業から資産運用業界で大手プレーヤーに改造すべく矢継ぎ早に買収を実行している。イートン・バンスの買収発表に先立ち、同CEOはミレニアル世代や個人投資家を顧客に取り込もうとEトレード・ファイナンシャルも買収した。2つの大型買収は、金融危機後にウォール街で大手銀が実行したディールでは最大級となる。

  ゴーマンCEO(62)はブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、今回の買収によりイートン・バンスの約5000億ドルの資産を獲得するのに38%のプレミアムを支払う価値はあるとコメント。「われわれは十分な金額を払ったと言うのが正直なところだ。優良企業を安く買いたいという人に多く会ったが、彼らは結局何も買えなかった」と語った。

  同CEOは、モルガン・スタンレーのリスクを減らしウォール街の運頼みの側面を弱め、投資銀行色を薄めるために必要だと自らが説明していることを実行している形だ。今後はEトレードやイートン・バンスの統合に集中するとも述べ、「さらに買収を行うことはない」と付け加えた。

A Changing Firm

Morgan Stanley's 2020 deals speed up a move toward money management

Source: Company filings

原題:Gorman Goes Hunting Again With $7 Billion Eaton Vance Deal (1)

Morgan Stanley Agrees to Buy Eaton Vance for About $7 Billion (抜粋)

(ゴーマンCEOの見解などを追加して更新します)
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE