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英・EU通商交渉、見かけほど悪くない可能性-当局者は合意に前向き

  • 双方とも期限までに合意見通しなければ交渉決裂も辞さない構え
  • 10月後半も交渉継続の方法を双方が見つけ出す見込み-当局者

英国と欧州連合(EU)の通商交渉は決裂の危機に向かっているかの様相だが、実際の状況は見かけほど暗くない可能性がある。

  表面上は英国、EU共に瀬戸際政策を取っているのは明らかだ。両者ともにジョンソン英首相が主張する10月15日の期限までに合意見通しが立たなければ、交渉打ち切りもやむを得ないという姿勢を示している。

BRITAIN-POLITICS

ジョンソン英首相

  一方、舞台裏では当局者はより前向きだ。政治的な攻防は不可避だが、経験豊富な交渉当局者は合意成立直前に最も厳しい場面に見舞われることが時としてあると熟知している。

  EUは15日に首脳会議を行うが、通商交渉の期限であることは意識せず、どれだけ長くかかろうとも交渉を継続する計画だ。

  通商交渉に詳しいEU当局者によれば、詳細な方策が協議されており、ある程度の違いは残るとしても、双方とも今月後半に入っても交渉を継続する方法を見つけ出す見込み。EUサミットは単なる「作業整理」の場でしかなく、交渉の妨げになることはないという。

  バルニエEU首席交渉官は7日にEU加盟国の大使らに対し、英国が15日で交渉を打ち切るとは見込んでいないとの見解を示したと、出席した当局者が明らかにした。

  英交渉責任者のデービッド・フロスト氏は議会委員会で、「まだ解決できていない非常に困難な問題が残る」ものの、交渉は建設的だと発言。「合意は大いに達成可能で、成立できると思う。だが同様に、達成できない可能性もあり、今後数週間でどうなるか見極める必要がある」と語った。

原題:Despite Brexit Ultimatums, U.K. and EU Lurch Toward a Deal (1)(抜粋)

  

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