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超長期債が下落、日銀オペ結果が需給緩和示す-長期ゾーンは底堅い

更新日時

債券市場では超長期債が下落。日本銀行が実施した残存25年超の国債買い入れオペの結果が需給の緩みを示し、売り圧力が掛かった。一方、米国の追加景気対策の協議を巡って米長期金利が低下する中、長期ゾーンは底堅く推移した。

  • 新発40年債利回りは前日比1ベーシスポイント(bp)高い0.66%。新発30年債利回りは0.5bp低い0.625%から午後には0.63%に売られる
  • 新発10年債利回りは0.5bp低い0.03%
  • 長期国債先物12月物の終値は2銭高の151円90銭。夜間取引の流れを受けて買いが先行し、151円96銭まで上昇した後は伸び悩み、午後は一時1銭安の151円87銭まで下げた

市場関係者の見方

みずほ証券の松崎涼祐マーケットアナリスト

  • 前日の米金利が追加経済対策を巡って上下する中、相場の方向は乏しいが、先物や10年債が底堅い一方、超長期のロングエンドは重い
  • 今週の30年債入札が弱めの結果になり、来週に残存15.5ー39年の流動性供給入札を迎えるので、重くならざるを得ない
  • 25年超オペは少額なので当てにしている参加者も少なく、応札倍率が上昇しても市場への影響は限定的だが、超長期の重い状況を反映した結果
  • 短期国債市場では担保需要も一巡して需給悪化が続いており、相対比較から2年債も上値が抑えられやすい
利回り曲線のスティープ化基調が鮮明

日銀オペ

  • 対象は残存1年以下、1-3年、5-10年、25年超。買い入れ通知額はそれぞれ1000億円、4200億円、4200億円、300億円と、前回から据え置き
  • 応札倍率は25年超が6.19倍と6年ぶり高水準、5-10年は1.97倍に低下
  • 備考:国債買い切りオペ結果一覧

背景

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.130%-0.100%0.030%0.400%0.630%0.660%
前日比+0.5bp+0.5bp-0.5bp横ばい横ばい+1.0bp
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