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市場に戻る「リフレ取引」、米選挙どう転んでも財政策に道との見方

  • 7日の米金融市場では長期債利回りが上昇し、株価は反発
  • ホワイトハウスと上下両院を民主党が支配するとの見通し強まる

トランプ米大統領は包括的な財政刺激策を巡る協議を中止したが、それでも債券トレーダーは、米経済が回復を続けてインフレは加速するとの見方を変えていないようだ。

  背景には、各世論調査と賭けサイトで、来月の米大統領選で民主党候補のバイデン前副大統領が勝利し、上下両院も民主党が支配するとの見通しが強まっていることがある。そのため、トランプ氏が選挙前の経済対策実現にブレーキをかけたにもかかわらず、市場は選挙後のさらに大きな財政刺激策を織り込みつつある。

Long-term Treasury yields recovered after a brief swoon

  さらに、トランプ氏が個別の刺激策については一部承認する姿勢を示したことも、7日の市場で投資家が「リフレ取引」に戻ることにつながった。この日の米金融市場では長期債利回りが上昇。株価は反発し、主要3指数がいずれも約1カ月ぶりの高値をつけた。一方で外国為替市場では円など逃避先通貨への需要が減退した。

  ナショナル・アライアンスの国際債券責任者アンディ・ブレナー氏はリポートで「現時点ではバイデン氏の方が可能性が高いが、市場はどちらが勝っても大規模な刺激策と追加のインフラ支出があると認識している」とコメントした。

Market shows confidence in the reflation trade

  また、一部のアナリストは、年内に十分な財政支援がない場合、経済に追加支援が必要になれば米金融当局が動く可能性も見込んでいる。

  エバコアISIのクリシュナ・グハ副会長は顧客向けリポートで「財政刺激策の不在は、米金融当局に量的緩和と信用緩和にまたがる支援の強化を検討させることになろう」と指摘した。

Treasury-market gauges of future inflation move higher
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原題:
Reflation Trades Survive Despite Mind-Bending Trump Twitter Run(抜粋)

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