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10月7日の海外株式・債券・為替・商品市場

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎米国市況:株反発、1カ月ぶり高値-米景気対策に望みつながる

  7日の米株式市場では主要3指数がそろって反発。いずれも約1カ月ぶりの高値をつけた。米国の追加景気対策案に関する共和・民主両党の合意はなお可能との楽観的な見方が広がった。米国債は下落し、ドル指数も軟調となった。

  • 米国株は反発、追加景気対策の部分合意への楽観
  • 米国債は下落しベアスティープ化-10年債利回り0.79%
  • ドル指数は低下、リスクテーク意欲が戻る
  • NY原油は反落、米在庫増で需要懸念
  • 金スポット反発、ドル下落で-NY金先物は続落

  S&P500種株価指数は前日比1.7%高の3419.45で終了。ダウ工業株30種平均は530.70ドル(1.9%)高の28303.46ドル。ナスダック総合指数は1.9%上昇。

  トランプ米大統領が一部の分野を対象とした景気対策案は支持する姿勢を示したことが好感された。前日にはトランプ氏が民主党との協議停止を指示したと明らかにし、株式相場は急落していた。ペロシ下院議長は7日、ムニューシン財務長官と協議し、航空会社支援に的を絞った法案の下院通過を排除しない考えを示唆した。

  Eトレード・ファイナンシャルのトレーディング・投資商品担当マネジングディレクター、クリス・ラーキン氏は「きのうの急落以降の大きな動きは、選挙が近づく中で生じ得るボラティリティーの適例だ」と指摘。「そうは言っても、市場で明らかに打撃を受けている航空業界への支援にトランプ大統領が前向きなことで、トレーダーは現状を強気の取引機会だと捉えている可能性がある」と述べた。

  この日はテクノロジー株も総じて買われた。米下院民主党が主導する反トラスト(独占禁止)小委員会は前日遅くに、アップルとアルファベット傘下のグーグル、フェイスブック、アマゾン・ドット・コムの支配力の抑制を目指す反トラスト法改革を提案したが、この日の相場にはあまり響かなかった。イーライリリーも高い。同社は開発中の新型コロナウイルス感染症(COVID19)抗体療法で入院者数の減少がデータに示されたとして、食品医薬品局(FDA)に緊急使用許可(EUA)を申請した。

  米国債は下落し、利回りがベアスティープ化。米株高に加え、この日は350億ドル(約3兆7000億円)規模の10年債入札が行われた。8日には30年債入札を控える。ニューヨーク時間午後5時現在、10年債利回りは5ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の0.79%。

  外国為替市場ではドル指数が低下。トランプ氏が特定分野の支援法案を支持する姿勢を示したことから、リスクテーク意欲が戻った。ポンドは上昇。欧州連合(EU)のバルニエ首席交渉官は、英国がEU離脱交渉を15日に打ち切るとは見込んでいないと述べたと、事情に詳しい当局者が明らかにした。

  主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.1%低下。ポンドは対ドルで0.3%高の1ポンド=1.2919ドル。

  ドルは円に対しては0.3%高の1ドル=105円98銭。ユーロは対ドルで0.3%上昇し、1ユーロ=1.1763ドル。

  ニューヨーク原油先物相場は反落。米追加経済対策を巡る協議が宙に浮いた状態となる中、米エネルギー情報局(EIA)の週間統計が原油在庫の増加を示したことが背景。オクラホマ州クッシングの貯蔵施設の在庫は5月以来の高水準となった。ただ、ハリケーン「デルタ」が米メキシコ湾岸に向かっていることが意識され、午後に下げを一部埋めた。

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物11月限は72セント(1.8%)安の1バレル=39.95ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント12月限は66セント安の41.99ドル。

  金スポット価格は反発。ドルの下落やトランプ大統領が限定的な景気対策への支持を示したことが材料となった。ニューヨーク金先物相場は続落。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は0.9%安の1オンス=1890.80ドルで終了した。

原題:Stocks Jump to More Than Month High; Yields Climb: Markets Wrap(抜粋)、Treasuries Bear-Steepen, Extending Slide as Stocks Add to Gains(抜粋)、Dollar Falls Amid Fiscal-Aid Chatter; Pound Gains: Inside G-10(抜粋)、Oil Slumps With Rising U.S. Supplies Adding to Demand Worries(抜粋)、PRECIOUS: Gold Rebounds on Dollar Decline, Stimulus Hopes(抜粋)

◎欧州市況:株はほぼ変わらず、米追加景気対策を注視-ドイツ債下落

  7日の欧州株はほぼ変わらず。米追加景気対策に対してトランプ大統領が個別の対応を支持したことから、大統領選挙前の追加策を巡り合意は可能との見方が広がった。

  ストックス欧州600指数は約0.1%安。投資家の関心は米国で引け後に発表される連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨に集まった。

  欧州債はドイツ債が小幅に下落。株が下げを埋めると、同国債の安全逃避買いが巻き戻された。

  ドイツ債の利回り曲線はベアスティープ化。ドイツ債とイタリア債のイールドスプレッドは128ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)で変わらず。

  英国債は10年債を中心に下落した。

  ドイツ10年債利回りは1bp上げてマイナス0.50%。フランス10年債利回りは1bp上昇してマイナス0.23%、イタリア10年債は1bp上げて0.78%。

原題:Bunds Fall as Haven Demand Unwound; End-of-Day Curves, Spreads(抜粋)

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