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3Dのファッションショー、北欧から28歳のモラ氏が挑戦

エベリン・モラ氏が2018年に「ヘルシンキファッションウイーク」を創設したときの目標は、惨めなほど時代錯誤的で退屈なファッション界を打ち壊すことだった。

  フィンランドの首都で育った28歳のモラ氏が最初に重視したのは、サステナビリティー(持続可能性)に関するショーだ。真に環境に優しいと見なされるブランドを展示し、リサイクル素材で造られた会場でイベントを開催することがその手だてだった。

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エベリン・モラ氏

出典:Evelyn Mora

  新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)でファッション業界もオンラインイベントに移行。そうした中で、モラ氏が手掛けたのは3Dのファッションショーだ。モデルたちをコンピューターでスキャンして、アバターを生み出した。パトリック・マクダウェル氏やテス・ファン・ザリンゲ氏らデザイナーは、そうしたアバターが身に着ける作品をデジタルで製作。観客もアバターとなって会場を訪れ、「デジタルビレッジ」で交流を楽しんだ。

  ブルームバーグは最近、ファッションとこれからのことについてモラ氏に話を聞いた。

ヘルシンキファッションウイークのきっかけは?

  「あらゆる新しいイノベーションを試す試験台の構築に集中して、そうしたイノベーションを異分野間のプロフェッショナルらによって動かされるファッション界に組み入れたかった」

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3Dのファッション

出典:Evelyn Mora

今年はなぜ3Dイベントなのか?

  「食料品のオンラインショッピングがきっかけで、2Dスクリーン上の商品をクリックするだけで、つまらなかった。サイバースペースに入り込みたいと思い、それでどうすれば可能か、さまざまなアーキテクチャーとテクノロジーの専門家らと連絡を取り始めた」

そうした大胆な考えをどのように実行したのか?

  「ショールームのコンセプトから始めた。ハンガーやラックを置くのではなく、インタラクティブな3Dショールームを作りたかった。そしてパンデミックが起きた。最も重要な部分は、3Dデザイナーと従来のデザイナーの間にパートナーシップを築き、1つのファッションを生み出すことだ。互いのデザインプロセスを本当に理解し、1つのデジタルファッションを生み出す必要があった」

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3Dのアバターを生み出す

出典:Evelyn Mora

3Dのようなデジタルツールとアクセスの増加は何を示しているのか?

  「ファッション界には対立がある。排他的なカルチャーのようなものがあり、重要と見なされなければイベントには参加できない。人々は階層に組み込まれ、最前列は最も重要な人々のためのものだ。2番目に重要な人々は2列目に座る。そこで起きているのは少し階層的だが、そんなことはもうなくなるだろう。全てが包括されなければならないからだ」

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3Dのアバター

Source: Evelyn Mora

デジタルツールを使用したファッションはコロナ後にどうなる?

  「デジタルで新しい人々のグループと接触できる。ブランドの新たな奥行きを見いだすことが可能で、これまでのやり方に頼ることなく、文字通りビジネスを開花させるビジネスモデルを見つけることができる」

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原題:The Twentysomething Trying to Upend Fashion Week(抜粋)

(このインタビューは編集・要約されています)
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