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超長期債が上昇、米長期金利の低下や割安感による買いで

債券相場は超長期債が上昇した。前日の米国市場で長期金利が低下したことが背景。前日の相場は30年債の入札結果を受けて売られ、割安感が出ていたことも買いを促した。

  • 新20年債利回りは0.405%、新発30年債利回りは0.635%と前日比0.5ベーシスポイント(bp)低下、新発40年債利回りは1bp低い0.655%
  • 新発10年債利回りは0.5bp高い0.035%
  • 長期国債先物12月物の終値は5銭安の151円85銭。米長期金利低下の流れを引き継ぎ買い先行で始まったが、午後に入り株価の下落幅縮小と歩調を合わせて売りが優勢となった
先物中心限月の推移

市場関係者の見方

バンク・オブ・アメリカの大崎秀一チーフ金利ストラテジスト

  • トランプ米大統領が追加景気対策の協議停止を指示したことで米長期金利は低下したが、レンジの域を出ておらず、日本国債先物もレンジ内の動きに終始した
  • 超長期債はきのうの下げで押し目買いが入ったようだ
  • あすは5年債入札と6カ月物短期国債の入札が重なるので、中短期ゾーンは一定程度の警戒感があり上値を抑えている

SBI証券の道家映二チーフ債券ストラテジスト

  • 実体経済が厳しいため金利が上がっていく感じはなく、水準感から超長期債に買いが入った
  • しばらく長い年限の供給がないことも超長期債相場の支えに
  • 債券先物が失速したのは株価の下落幅が縮小していることも影響か

日銀オペ

  • 残存期間3年超5年以下が対象で買入額は3500億円に据え置き
  • 応札倍率は同ゾーンとしては4月以来の高水準となり、売り圧力の強まりを示唆
  • SBI証券の道家氏

    • 応札倍率が高かったが特に材料視はされなかった
  • 備考:日銀:国債買い切りオペ一覧(表)

背景

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.130%-0.100%0.035%0.405%0.635%0.655%
前日比横ばい横ばい+0.5bp-0.5bp-0.5bp-1.0bp
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