コンテンツにスキップする

コロナ禍の「不易流行」、グローバル化の重要性変わらず-日銀総裁

更新日時
  • 世界経済回復の道のり「まだ長い」、アジアは他地域に比べて軽微
  • 域内・国際連携の重要性、今後も一段と高まる

日本銀行の黒田東彦総裁は日本時間7日、全米企業エコノミスト協会(NABE)の年次会合で講演し、新型コロナウイルス感染症のパンデミック(世界的大流行)によっても、グローバル化の重要性は変わらないとの見解を示した。

  総裁は日本に伝わる「不易流行」を紹介し、「変化しない本質を失わず、しかしその中に新しい変化を取り入れていくことの重要性を指摘した言葉」と説明。グルーバル化に対しては、疑問や巻き戻しの議論が生じているが、「形や構図を変えつつも、その重要性について基本的な考え方を変えることはない」と語った。

Bank of Japan Governor Haruhiko Kuroda News Conference As Central Bank Ramps Up Asset Buying, Holds Rates Steady After Fed Cut

黒田東彦日銀総裁

Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg

  感染拡大を防止する観点も含めたオンライン化などの流れが加速する中でも「フェイストゥーフェイスのコミュニケーションの意義が失われたわけではない」と指摘。「われわれは今、守るべきものと変えるべきものを見極めていくことの重要性が問われている」と訴えた。

  新型コロナの世界経済への影響については「今なお、世界的な感染拡大に歯止めがかかっていない」とし、「本格的な回復までの道のりは、まだ長いと言わざるを得ない」と語った。こうした中、アジア経済は「他地域と比べれば小幅にとどまっている」との見方も示した。

  また、今回のようなショックへの対応には「各国の協調が欠かせない」とし、「域内・国際連携の重要性は、今後も一段と高まっていく」と語った。

(詳細を追加して更新しました)
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE