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ドイツ銀、来年の合併・買収可能性排除せず-今は収益と株価回復注力

  • 改革の最重要段階は今後3カ月で実質終了へ-ゼービングCEO
  • M&Aでは「弱い方のパートナーにはならないことが重要」-CEO

ドイツ銀行は収益性と株価が回復すれば、来年にも合併や買収を検討する可能性がある。現時点では引き続き再建戦略の実行を中心に据えていると、クリスティアン・ゼービング最高経営責任者(CEO)が独占インタビューで語った。

  同CEOはブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、2022年末までの戦略4年計画の実行に「ピンポイントで注力している」と発言。それまで企業の企業の合併・買収(M&A)はあり得ないのかと問われると、同行の改革の最重要段階は実質的には今後3カ月で完了すると説明した。

Deutsche Bank AG Chief Executive Officer Christian Sewing at The Handelsblatt Banking Summit

ゼービングCEO

  「19、20両年が再編の最重要の年だと述べてきた」と指摘。大規模なM&Aを検討する意思があるかや、その時期には言及しなかったものの、いかなる場合でも買収の標的にはなりたくないと重ねて表明した。同行の企業価値が回復すれば、「われわれの立場も変わって、今より良くなる」と語った。

  新型コロナ流行の中で銀行幹部の間で合併に関する思惑が再燃。スイスのUBSグループのアクセル・ウェーバー会長は合併相手候補のリストを作成し、ドイツ銀は最も好ましいシナリオの中に含まれていると、ブルームバーグが先月報じた。両行が昨年、実際に非公式の協議を行ったとも伝えていた。

  ゼービングCEOはインタビューで、「欧州では統合が必要だ」とした上で、しかしドイツ銀にとっては「弱い方のパートナーにはならないことが重要だ」と述べた。また、最近の欧州銀行業界の合併の大半は国内勢同士のものだとして、国境をまたぐ統合には規制面の障壁がまだ大きいと説明した。

  7-9月(第3四半期)のトレーディング収入の好調見通しを改めて指摘し、「非常に満足している」と語った。第3四半期のトレーディング収入は米銀各行が示した平均見通し(12%増)と「同等かそれ以上」だと、投資家向け広報責任者のジェームズ・リベット氏がアナリスト向け電話会議で述べていた。

ドイツ銀、債券トレーダーのパフォーマンスはウォール街に引け取らず

原題:
Deutsche Bank’s CEO Focused on Strategy But Won’t Rule Out Deal(抜粋)

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