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ドルは105円後半、米経済対策協議見極めで伸び悩み-豪ドル反落

更新日時

東京外国為替市場のドル・円相場は1ドル=105円台後半で推移。トランプ米大統領の退院で米政治混乱への懸念が和らぐ一方、大統領選への影響や米追加経済対策協議の行方を見極めようとの姿勢が強く、直近高値やチャート・ポイント手前で伸び悩む展開となった。オーストラリアドルは、オーストラリア準備銀行(中央銀行)による金融政策据え置きの発表後に一時上昇、その後下落に転じた。

  • ドル・円は午後3時34分現在、前日比0.1%安の105円67銭。朝方に105円79銭とニューヨーク時間に付けた高値と並んだ後、105円62銭まで弱含み
  • 豪ドル・ドルは0.3%安の1豪ドル=0.7159ドル。一時は0.4%上昇する場面も
50日線や「雲」に直面

市場関係者の見方

三井住友信託銀行ニューヨークマーケットビジネスユニットの持田拓也調査役

  • 米株もドル・円も先週末にトランプ氏感染で売られた分の戻しはもうやったと考えると、リスクオンでどんどん行く感じではない
  • 105円70-80銭は何回か試して上抜けられていないレベル。50日線や一目均衡表の雲の下限など106円に至るまでのポイントは重そう
  • 超目先の焦点は米経済対策の内容がどうまとまっていくか。きょうあすで決まらないと少しリスクオフ気味になる可能性も

みずほ証券の鈴木健吾チーフFXストラテジスト

  • トランプ氏感染で混とんとしたところはいったん払しょくされたが、支持率への影響などまだ分からないし、市場は様子見。米追加経済対策も進みそうで進まず、ドル・円は9月末高値(105円80銭)などテクニカルな節目を攻めあぐねている感じ

大和証券の石月幸雄シニア為替ストラテジスト

  • 豪ドルは、今月の緩和はおそらくないということで、市場が少し強気になっていた部分があり、来月以降はまだ不透明ということから利益確定売りも出ているだろう。豪政府の予算案の規模なども確認したいということで、いったんポジションを軽くする動きが出ていると思う

背景

  • トランプ大統領は米東部時間5日夕に新型コロナウイルス感染で治療を受けたウォルター・リード米軍医療センターを退院。今後はホワイトハウス内の施設で治療・静養を続ける方針
  • 米民主党のペロシ下院議長は5日、ムニューシン財務長官との電話協議で、経済対策案の「様々な数字の正当化」について話し合い、6日に再び協議する予定。ペロシ議長のハミル報道官が明らかにした
  • 5日の米国株は4週間ぶりの大幅高。一方、6日アジア時間の米株価指数先物はまちまち。日本株は伸び悩む場面も見られたが、日経平均株価は前日比121円高で終了
  • 豪中銀は政策金利のオフィシャル・キャッシュレートの誘導目標と豪3年債の利回り目標をいずれも0.25%に据え置くことを決定。豪政府は同日夜に、新型コロナウイルスに伴うリセッション(景気後退)からの経済回復に向けた予算案を発表する
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