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7-9月銀行決算が株上昇の引き金にも-離陸に備えよと米アナリスト

  • 大型銀行株と消費者金融株のアウトパフォームの始まりとなる可能性
  • 選挙が近づいていることが「短期的な上げを抑制する可能性」も警告

7-9月(第3四半期)の銀行の業績について米国のアナリストらが予想の発表を始めているが、各行の決算発表が株価上昇の引き金になる可能性があるという。

  モルガン・スタンレーのベッツィ・グラセック氏は、7-9月の業績は「大型の銀行株と消費者金融株のアウトパフォームの始まり」となる可能性があるとして、「離陸に備えよ」とリポートで指摘。貸倒引当金の大幅な減少などを背景に、1株利益(中央値)は前期比で133%増を予想する。

  ベアードのデービッド・ジョージ氏は、引当金の負担が軽減されファンダメンタルズが改善しつつあるとして、1株利益は上振れの可能性が高いとし、銀行株は「決算発表を通じて若干上昇」が見込まれると分析した。

  同時に、選挙が近づいていることが「短期的な上げを抑制する可能性」を警告。「民主党大勝」シナリオの下での一段と積極的な財政刺激策はマクロ経済成長に徐々にプラスの効果をもたらし、利回り曲線のスティープ化につながる公算が大きいものの、同党が下院の過半数を維持してホワイトハウスと上院の過半数議席も獲得すれば法人税率引き上げリスクが高まると指摘した。

  KBWのサンジェイ・サクラニ氏は、7-9月について「引当金のピークと純金利マージン(NIM)の底は過ぎ、消費者金融株にとって、業績正常化に向けた回復のスタートとなる」可能性が高いとの見方を示した。その上で、選挙関連ニュースも株価動向に影響を与える可能性が高いとし、民主党圧勝は最悪のシナリオで、学生ローン、自動車ローン、クレジットカードローンの順で大きく打撃を受けるだろうと分析した。

題:Banks May Be Set for ‘Liftoff’ With Earnings, Analysts Say (1)(抜粋)

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