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「SPAC上場」で28歳のビリオネア誕生-「タイミングに恵まれた」

  • 電動トラックメーカーの米ハイリオンはSPACと組んで2日に上場
  • SPACを利用した「白紙小切手」現象には懐疑的な見方も

新型コロナウイルス禍で多くの企業が事業計画見送りなどの影響を受ける中にあって、トーマス・ヒーリー氏(28)が2015年に創業した電動トラックメーカーの米ハイリオンは、特別買収目的会社(SPAC)トータス・アクイジションと組んで株式上場を果たした。

  合併で新たに生まれたハイリオン・ホールディングスの株式はニューヨーク証券取引所(NYSE)で2日から取引が開始された。これに先立ち、トータスの株価は先月の株主投票を前に300%余り上昇していた。

Thomas Healy

トーマス・ヒーリー氏

  現在、ヒーリー氏の持ち分の価値は14億ドル(約1480億円)を超える。同氏は世界で最も若く、かつ自力で成功した億万長者の1人となった。

  「われわれはタイミングに恵まれた」と、ハイリオンの最高経営責任者(CEO)を務める同氏は語った。

  SPACを利用した上場はこのところ増えており、いわゆる「白紙小切手」現象には懐疑的な見方も強まっている。SPACに対しては現在、米証券取引委員会(SEC)も監視の目を強めつつある。

  ハイリオン株は上場初日となる2日に12%安で取引を終え、週明け5日は0.9%安の39.16ドルで引けた。

  ヒーリー氏は5日、NYSEでのブルームバーグの取材に対し、創業の背景や上場への道筋、今後の展望などを語った。

  SPACについては間違いなく注目を集めていると同氏はコメント。電動トラックメーカーの二コラの上場で本格的に火が付いた格好だが、その時にはすでにハイリオンもSPACを使った上場に向けたプロセスに入っており、トータスとの取引は極めて自然な流れだったと述べた。

トータスとハイリオンの合併でトーマス・ヒーリー氏は若き億万長者に

(出典:ブルームバーグ)

原題:
‘We Were Fortunate on Timing’: 28-Year-Old SPAC Billionaire (3)(抜粋)

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