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仏ヴェオリア、エンジー保有のスエズ株取得へ-買収の足掛かりに

更新日時
  • スエズはアルディアンからの対抗買収案を求めたが実現せず
  • 「敵対的」アプローチにスエズはなお猛反発-毒薬条項も設定

フランスの公益事業会社ヴェオリア・エンバイロメントは4日、仏エネルギー会社エンジーが保有するスエズ株29.9%を34億ユーロ(約4200億円)で取得すると発表した。完全買収に向けた足掛かりとなる。

  合意はヴェオリアが株式取得価格を16%引き上げ、雇用に関する保証を表明した後に成立した。完全買収が実現すれば、廃棄物および環境サービス分野で世界的な巨大企業が誕生する。ただ、ヴェオリアの提案をかわすためポイズンピル(毒薬条項)を設定し、投資会社アルディアンからの対抗買収案を求めたスエズは、「敵対的な」アプローチになお猛反発している。もっとも対抗案は結局、実現しなかった。

スエズ、アルディアンによる買収案支持-ヴェオリアの提案期限前に

  スエズは6日、利害関係者の利益を守るためにあらゆる手段を使ってヴェオリアによる買収を阻止するとあらためて表明した。

  ヴェオリアとスエズが統合されれば、世界売上高が400億ユーロを超えるフランスの巨大企業となる。今回の合意は競争上の問題を乗り越え、雇用喪失へのフランス政府の懸念を払拭(ふっしょく)する必要がある。エンジーの株式20%余りを保有する仏財務省は別の声明で、株式売却に反対票を投じたと説明した。

  ヴェオリアは発表資料で、当局の承認が得られたら1株18ユーロでの株式公開買い付け(TOB)に踏み切るとしている。

原題:Veolia to Buy Engie’s Suez Stake in Prelude to Full Takeover(抜粋)

(スエズのコメントを追加して更新します)
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