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ECB、意向伝達で懸念招く-総裁とチーフエコノミストのずれ問題に

  • ラガルド総裁の信頼性を弱めるリスク、当局者が内々に懸念表明
  • 総裁会見後のレーン理事ブログ、公表やめるべきかをECBは議論

欧州中央銀行(ECB)は新型コロナウイルス不況への対応において重要な局面で、投資家に対してその意向を明確に発信できずにいる。

  エコノミストと投資家はECB最高幹部から一貫しないメッセージを受け取っている。特に重大なのはラガルド総裁とチーフエコノミストのレーン理事の間に温度差があると見られることだ。政策決定後の総裁の記者会見と、翌日のレーン理事のブログ投稿には食い違いがあると受け止められている。

  域内各国中銀の当局者らもこれを認識し、内々に懸念を示している。このような動向は、ECBが金融緩和を拡大するかどうかの議論に向かっている時に、ラガルド総裁の信頼性を弱めるリスクがあるからだ。議論は部外秘だとして当局者らは匿名を条件に語った。

  ユーロ圏の当局者らによると、ECBは政策決定後にレーン理事が投稿するブログを公表するべきかどうかの議論までしたという。レーン氏は3月以降、1回を除き全ての総裁記者会見後に政策決定の経済的論拠を説明する目的でブログを公表している。

  ECB報道官はコメントを控えた。

ECB chief economist adopted stronger tone on currency appreciation

原題:
ECB Has a Messaging Problem as Lagarde-Lane Dynamic Muddies View(抜粋)

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