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新型コロナ感染再拡大、歯止めがかからない欧州-各国で対応強化へ

  • パリではバーが営業停止へ、ドイツは対応巡り緊急閣議
  • 英国の検査・追跡システムが1.5万人超の陽性結果を見逃す

新型コロナウイルスの感染再拡大に歯止めがかからない欧州では、各国が制限措置を強化している。パリや近郊地域では6日からバーが営業停止となるほか、イタリアやアイルランドも新たな制限に踏み切る可能性が高い。

  ただ移動制限には反対の声が強まっているほか、各国の指導者も今年4-6月(第2四半期)の経済に大打撃をもたらした厳しいロックダウン(都市封鎖)には否定的だ。複数の制限措置を組み合わせるアプローチへと移行しているが、このアプローチも同じように経済活動を妨げるリスクがある。

  パリ市内の病院を統括するマルタン・イルシュ氏はラジオ局フランス・アンフォに対し、「当局者は今、非常に厳しい立場に置かれている」と述べ、「対応が行き過ぎれば自由や経済を殺していると言われ、不十分ならば殺人行為になってしまう」と語った。

Virus Spread

Covid-19 cases per 100,000 people over the past 14 days

Source: European Centre for Disease Prevention and Control

  過去2カ月間におけるフランスの新規感染者の増加ペースは欧州で最も深刻だ。9月は新型コロナに関連する月間の死者数が3倍となった。3日発表された新規感染の確認件数は過去最多を記録した。

  ドイツではメルケル首相が新型コロナ対応を巡り、ベルリンで緊急閣議を開いた。ショルツ財務相はより効果的な治療や新型コロナワクチンが入手可能になっても、制限措置は来年に入ってからも日常生活に影響を及ぼすとの厳しい見方を示した。

  英国では新型コロナ感染の検査・追跡システムが1万5000人を超える陽性結果を見逃したとして、ジョンソン政権の対応への批判が一段と強まっている。

原題:U.K.’s Covid Test-and-Trace System Omits More Than 15,000 Cases(抜粋)

Europe Tightens Curbs as Leaders Gird for Long Virus Fight (1)(抜粋)

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