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米10年債に弱気なゴールドマン-利回り曲線スティープ化に懐疑的

更新日時
  • 10年債を2年債および30年債に対してショートにするよう促す
  • JPモルガンもスティープ化巻き戻しの可能性を警告

米国債市場で優勢となっている利回り曲線(イールドカーブ)のスティープ化が進むとの見通しにゴールドマン・サックス・グループは懐疑的だ。

  ゴールドマンは2日のリポートで、10年債を2年債および30年債に対してショート(売り持ち)とするよう投資家に促した。10年債利回りが2年債と30年債の利回りより大きく上昇することで利益が出るポジションだ。

  多くのトレーダーが見越しているのは、イールドカーブのスティープ化だ。世論調査やオッズを賭けるウェブサイトが米大統領選挙でバイデン前副大統領がトランプ大統領に勝利する確率の上昇を示唆し、追加刺激策の見通しも改善していることから、こうしたシナリオへの支えは大きくなっている。

ヘッジファンドはスティープ化見込む-長期米国債のショートが示唆

  ゴールドマンが10年債の弱気見通しを具体化し示したのは先月。ただ、米商品先物取引委員会(CFTC)の最新データによれば、10年債先物のロング(買い持ち)取引は2017年10月以来の高水準に膨らんだ。30年債が売り込まれ、10年債と30年債の利回り格差は今年最大の水準を試す展開となっている。

  たがゴールドマンによれば、民主党が圧勝した場合、最も打撃を受けるのは10年債で、利回りは選挙結果判明後の1カ月間で30-40ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇する見通しだ。

バイデン氏と民主圧勝なら10年債利回り最大40bp上昇-ゴールドマン

  JPモルガン・チェースもポジションが行き過ぎているとして、スティープ化巻き戻しの可能性を警告している。

Speculator bets against long-dated bonds climb

原題:Goldman Sachs Bets Against the Street’s Favorite U.S. Bond Trade(抜粋)

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