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「007」また延期-シネワールドが英米で映画館の営業停止

更新日時
  • 「007/ノー・タイム・トゥ・ダイ」の11月公開取りやめ
  • 大作の公開遅延で業界の営業不可能-英首相に書簡で訴え

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新型コロナウイルスで映画界が苦境に陥る中で、英シネワールド・グループは英国と米国で映画館の営業を停止する。

  同社は5日、米国で傘下のリーガルが運営している全映画館536館と、英国でのシネワールドとピクチャーハウスの映画館127館を8日から一時閉鎖すると発表した。従業員約4万5000人に影響が及ぶ。

  シネワールドは新作公開に映画会社が消極的なことを閉鎖理由として挙げ、「あらゆる流動性確保の選択肢を検討している」とコメントした。同社の株価は同日のロンドン市場で一時60%安となった。

  米メトロ・ゴールドウィン・メイヤー(MGM)は2日、「007」シリーズ最新作「007/ノー・タイム・トゥ・ダイ」の11月公開を取りやめた。当初は今年4月公開予定だったが、再び延期する。新たな公開予定は来年4月。  

観客はいつ戻る、米国の中小映画館の7割がコロナ禍で破綻の危機

  ロンドンに上場しているシネワールドは週末にジョンソン英首相に宛てた書簡で、大作の公開遅延によって業界の営業が不可能になったと訴えた。英紙サンデー・タイムズが伝えた内容を関係者が確認した。 

  新型コロナで英国の消費者信頼感は低迷し、英経済は欧州で最も大きな打撃を受けている。パブやレストラン、映画館が今年夏に再開された後、コロナ感染が再び増加し、新たな規制懸念が早期の持ち直し期待を打ち砕いた。

Cinema Sob Story

Covid-19 closings and social-distancing rules have crippled theaters

Source: Comscore Inc.

原題:Cineworld Temporarily Suspends U.S., U.K. Cinema Operations、Cineworld Shuts Theaters on Film Delays, Risking 45,000 Jobs (1)‘No Time to Die’ Delay Shows Plight Facing Theater Chains (1)(抜粋)

(シネワールドの発表を追加して更新します)
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