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英国とEUの通商協議は継続、15日のEU首脳会議が山場に

  • 漁業権を巡るマクロン氏の姿勢が通商合意への障害とみられる
  • バルニエEU首席交渉官とメルケル独首相は5日に協議を予定

英国の欧州連合(EU)離脱に伴う両者の通商などを巡る交渉は、来週のEU首脳会議で大きなヤマ場を迎える。

  英国とEUの交渉担当者は5日から約2週間にわたる厳しい協議に臨むが、当局者の間では、漁業権への譲歩に対するマクロン仏大統領の消極姿勢が、より広範な通商合意への取り組みを阻むとの懸念も出ている。協議は今週ロンドンで再開し、ブリュッセルで継続される。

  ジョンソン英首相と欧州委員会のフォンデアライエン委員長は3日に電話協議を行ったが、複数の当局者によると、漁業権と国家補助という主要な相違点で大きな妥協が図られていないことに双方が神経をとがらせているという。同協議でジョンソン首相はフォンデアライエン委員長に対し、EU首脳会議が開催される15日までに合意が可能かどうか知りたいと述べた。

  バルニエEU首席交渉官とメルケル独首相も5日にベルリンで協議を予定しており、EU側として妥協点を探っている兆候はある。ただ、当局者らは、EUの姿勢が軟化するかどうかはマクロン氏が鍵を握っていると指摘する。

  15日のEU首脳会議までに合意がない場合、マクロン氏に対しては他のEU首脳から主張を取り下げるよう圧力がかかる公算が大きいと複数の当局者は語った。

原題:
Brexit Negotiators Brace for a Summit Showdown as Talks Lurch On(抜粋)

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