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【米国市況】株が約4週間ぶり大幅高-トランプ氏の退院見通しで

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5日の米株式相場は反発。新型コロナウイルスに感染したトランプ米大統領がこの日に退院すると伝わったことや、追加経済対策を巡る協議進展への期待で楽観が広がった。米国債利回りは上昇。ドルは下落した。

  • 米国株は反発、主要株価指数がすべて上昇
  • 米国債は下落、10年債利回り0.78%
  • ドルが約1カ月ぶりの大幅安、対円では上昇
  • NY原油先物は反発、5月以来の大幅上昇
  • 金スポット反発、ドル軟調で-先物は0.7%高

  S&P500種株価指数とダウ工業株30種平均、ナスダック総合指数がすべて反発。トランプ氏の新型コロナ陽性が明らかになったことを受けて2日はいずれも下落していた。リジェネロン・ファーマシューティカルズが高い。トランプ氏は治験段階にある同社の抗体医薬の投与を受けた。エネルギーとヘルスケア、テクノロジーが大きく上昇し、S&P500種はほぼ4週間ぶりの大幅高となった。

  S&P500種は前週末比1.8%高の3408.60。ダウ平均は465.83ドル(1.7%)高の28148.64ドル。ナスダック総合は2.3%上昇。米10年債利回りは8ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の0.78%。

BlackRock's TLT had its best week of inflows on record

  EPウェルス・アドバイザーズのポートフォリオ戦略ディレクター、アダム・フィリップス氏は「最近のデータやトランプ大統領がウイルス感染を直接経験したことを受けて、新たな財政パッケージの確率が高まったと投資家は考えているようだ」と指摘。「追加財政支援の必要性を否定するのは一段と難しくなりつつある」と述べた。

  トランプ氏は5日夕方にウォルター・リード米軍医療センターを退院するとツイッターで明らかにした。大統領選まで1カ月弱となる中、同氏の新型コロナ感染は選挙戦に影響。トランプ氏は全米および接戦州の世論調査で民主党候補のバイデン前副大統領にリードを許している。

  外国為替市場ではドルが約1カ月ぶりの大幅安。リスクセンチメントの改善や11月の米大統領・議会選で民主党が圧勝するとの見方を背景に、株式相場と米国債利回りが上昇。円とニュージーランド・ドルを除くすべての主要10通貨が上昇した。

  主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.5%低下。ドルは対円では0.4%高の1ドル=105円75銭。対ユーロでは0.6%安の1ユーロ=1.1783ドル。

  ニューヨーク原油先物相場は反発し、5月以来の大幅高。エネルギー需要の押し上げにつながる米追加経済対策を巡る楽観論などを受け、株式相場が上昇。原油もそれにつれて上げた。ペロシ下院議長は先週末、トランプ大統領の新型コロナ感染を受けて追加対策を巡る議論の方向が変わる可能性があるとの見方を示した。

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物11月限は2.17ドル(5.9%)高の1バレル=39.22ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント12月限は2.02ドル上昇し、41.29ドル。

  金スポット価格は反発した。ドル指数の軟調が手掛かり。ニューヨーク時間午前11時時点では0.9%高の1オンス=1916.68ドル。先週末は0.3%下げていた。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限も反発し、0.7%高の1920.10ドルで終了した。

原題:Stocks Gain Most in Almost Four Weeks; Yields Rise: Markets Wrap(抜粋)

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