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米パランティアの直接上場、一部投資家からプロセスに不満の声

  • 技術的な不具合などで一部投資家は株式を売却できなかったという
  • 長く複雑な株主名簿が取引開始を遅らせる要因になった-関係者

データ解析を手掛ける米パランティア・テクノロジーズは2度の日程変更などを経て9月30日にニューヨーク証券取引所(NYSE)への直接上場を果たしたが、創業17年の同社が本当に上場の準備ができていたのか一部投資家は疑問を感じている。

  パランティア株の2日終値は前日比2.8%安の9.20ドルと、初値の10ドルを下回る水準となり、時価総額は約152億ドル(約1兆6000億円)となった。全ての株式クラスと従業員のストックオプションを含む完全希薄化後ベースでの時価総額は202億ドルとなっている。

データ解析のパランティアが上場、初値から下落ー時価総額1.7兆円

  同社の直接上場については、一部株主がそのプロセスについて非公式に不満を示している。技術的な不具合や記録ミス、混乱のために一部投資家は株式を売却できなかったという。

  ブルームバーグ・ニュースは投資家十数人に話を聞いたが、そのほとんどは詳細が非公開であるため匿名を条件に語った。 パランティアはこの記事に関するコメントを差し控えた。

  パランティア株の上場初日の取引は、NYSEの取引終了まで残り2時間余りとなる午後1時38分に始まった。事情に詳しい関係者によると、同社の長く複雑な株主名簿が取引開始を遅らせる要因になったという。

  一方、パランティアの上場が実現し、特に株価が乱高下していないことへの安堵(あんど)の声も一部にある。事情に詳しい関係者3人は、時価総額が200億ドル前後で安定推移していることについて、より多くの株式がより長くロックアップされる通常の新規株式公開(IPO)に比べて公開市場に出回る株式の量を考慮すれば、良い結果だと述べた。

原題:
Palantir’s Long-Awaited Public Debut Frustrates Some Investors(抜粋)

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