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10月2日の海外株式・債券・為替・商品市場

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎米国市況:株が反落、大統領コロナ感染の影響見極め-円が高い

  2日の米株式相場は反落。トランプ大統領が新型コロナウイルスに感染したことの影響を見極めようというムードに加え、米追加経済対策案を巡る協議の動向にも引き続き注目が集まり、値動きは比較的荒かった。米国債は下落。

  • 米国株は反落-大統領コロナ陽性の影響見極め
  • 米国債は下落、10年債利回り0.70%
  • 円など逃避先通貨が高い、ドル指数は上げ幅縮小
  • NY原油は続落、景気回復巡る不透明感強まる
  • NY金先物は反落、1オンス=1907.60ドル

  アップルやマイクロソフト、アマゾン・ドット・コムなどのハイテク銘柄が軒並み売りを浴びたことから、主要株価指数ではナスダック100指数の下げが最もきつかった。S&P500種株価指数は構成銘柄の大半が上昇したにもかかわらず、これら大型株の下げが響いてマイナスで終了。9月の米雇用統計では雇用の伸びがエコノミスト予想を下回り、追加経済対策の必要性を浮き彫りにした。

  S&P500種は前日比1%安の3348.44。ダウ工業株30種平均は134.09ドル(0.5%)安の27682.81ドル。ナスダック総合指数は2.2%低下。ニューヨーク時間午後4時50分現在、米10年債利回りは2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の0.70%。

  JPモルガン・プライベート・バンクのクロスアセットテーマ戦略責任者、アナスタシア・アモローゾ氏は「大統領の健康状態も雇用統計も、このパンデミック(世界的大流行)がまだ収束に程遠いことを示す例だ」と、ブルームバーグテレビジョンとのインタビューで指摘。「追加経済対策の取りまとめや、拡充された失業給付が確実に利用できるようにすることの重要性」をより浮き彫りにしていると語った。

  外国為替市場では円など逃避先通貨が、トランプ大統領の新型コロナ陽性判明後の上昇を維持した。主要10通貨の中で対ドル上昇率が大きかったのは円とポンドだった。

  主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.1%上昇。追加経済対策を巡る議会とホワイトハウスとの協議が合意に近いとの認識をペロシ米下院議長が示した後、上げの大半を失った。ドルは対円では0.2%安の1ドル=105円36銭。ユーロは対ドルで0.3%安の1ユーロ=1.1716ドル。

  ニューヨーク原油先物相場は続落。 北海ブレント相場は6月以来の安値となった。トランプ大統領の新型コロナウイルス感染症(COVID19)陽性が判明したことや労働市場の弱さを背景に、景気回復を巡る懸念が強まった。

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物11月限は1.67ドル(4.3%)安の1バレル=37.05ドルで終了。これは約3週間ぶりの安値。ロンドンICEの北海ブレント12月限は1.66ドル下げて39.27ドル。週間では6.3%の下落。

  ニューヨーク金先物相場は反落。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は8.70ドル(0.5%)安の1オンス=1907.60ドルで終了した。金スポットは小幅に下げた。ニューヨーク時間午前11時55分現在、0.2%安の1901.51ドル。一時0.6%高まで上昇したが、ドルが堅調だったことから代替資産としての金需要が限定された。

原題:Tech Stocks Drop as Trump Virus Test Fuels Swings: Markets Wrap(抜粋)Yen Rises on Trump Diagnosis; Dollar Erases Gains: Inside G-10(抜粋)Oil Dives With Virus Fears Fueling Further Economic Uncertainty(抜粋)Oil Slides and Gold Swings After Trump’s Positive Virus Test(抜粋)

◎欧州市況:株は小幅高、終盤に下げ消す-イタリア債利回り低下続く

  2日の欧州株は下げから切り返し、小幅高で取引を終えた。トランプ米大統領の新型コロナウイルス感染が明らかになり、日中は売り優勢だった。

  ストックス欧州600指数は0.3%高。一時は1.2%安まで下落した。小売りやテクノロジー、自動車が下げた一方、建設やメディアが買われた。指数は週間で2%の上昇となった。

  イートン・バンスの世界株担当ディレクター、クリス・ダイアー氏は「トランプ大統領の新型コロナ感染がゲームチェンジャーになるとは思わない」とし、「米国株の大幅なアウトパフォームが10年以上続いてきたため、投資家には米国株以外に資産を分散したりリバランスしたりすることを推奨したい」と発言。世界的な回復の恩恵を受けやすい上、米政府債務比率の上昇による影響が少なく、米国株に対して割安な水準で取引されている株式が推奨の対象になると述べた。

  ベレンバーグ・バンクのウルリッヒ・ウルバーン氏によると、米大統領選でバイデン前副大統領が勝利する確率の上昇は、欧州株と新興市場株には追い風になる。欧州株は3月からの反発局面で米国株のパフォーマンスを下回る。

  欧州債市場ではイタリア債が2日続伸。有利な供給見通しを背景に、10年債利回りは過去最低の水準に迫った。ドイツ債はほぼ変わらず。ユーロ圏のコアインフレ率が過去最低となったことや米雇用統計には反応薄だった。

  ドイツ債とイタリア債の利回り格差は4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)縮小して132bpと、2月18日以降で最小。

  ドイツ債はトランプ大統領の感染が明らかになった後、安全逃避の買いが入ったが、株が下げを縮小するにつれて上げを消した。

  ドイツ10年債利回りは変わらずのマイナス0.53%。フランス10年債利回りも変わらずのマイナス0.26%。イタリア10年債利回りは4bp下げて0.78%。

原題:European Stocks Eke Out Gains as M&A Outweighs Trump Virus Woes、Italian Bonds Gain, Bunds Steady; End-of-Day Curves, Spreads(抜粋)

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