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【欧州市況】株は小幅高、終盤に下げ消す-イタリア債利回り低下続く

2日の欧州株は下げから切り返し、小幅高で取引を終えた。トランプ米大統領の新型コロナウイルス感染が明らかになり、日中は売り優勢だった。

  ストックス欧州600指数は0.3%高。一時は1.2%安まで下落した。小売りやテクノロジー、自動車が下げた一方、建設やメディアが買われた。指数は週間で2%の上昇となった。

  イートン・バンスの世界株担当ディレクター、クリス・ダイアー氏は「トランプ大統領の新型コロナ感染がゲームチェンジャーになるとは思わない」とし、「米国株の大幅なアウトパフォームが10年以上続いてきたため、投資家には米国株以外に資産を分散したりリバランスしたりすることを推奨したい」と発言。世界的な回復の恩恵を受けやすい上、米政府債務比率の上昇による影響が少なく、米国株に対して割安な水準で取引されている株式が推奨の対象になると述べた。

  ベレンバーグ・バンクのウルリッヒ・ウルバーン氏によると、米大統領選でバイデン前副大統領が勝利する確率の上昇は、欧州株と新興市場株には追い風になる。欧州株は3月からの反発局面で米国株のパフォーマンスを下回る。

Volatility is back as Trump tests positive for Covid-19

  欧州債市場ではイタリア債が2日続伸。有利な供給見通しを背景に、10年債利回りは過去最低の水準に迫った。ドイツ債はほぼ変わらず。ユーロ圏のコアインフレ率が過去最低となったことや米雇用統計には反応薄だった。

  ドイツ債とイタリア債の利回り格差は4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)縮小して132bpと、2月18日以降で最小。

  ドイツ債はトランプ大統領の感染が明らかになった後、安全逃避の買いが入ったが、株が下げを縮小するにつれて上げを消した。

  ドイツ10年債利回りは変わらずのマイナス0.53%。フランス10年債利回りも変わらずのマイナス0.26%。イタリア10年債利回りは4bp下げて0.78%。

原題:European Stocks Eke Out Gains as M&A Outweighs Trump Virus Woes、Italian Bonds Gain, Bunds Steady; End-of-Day Curves, Spreads(抜粋)

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