コンテンツにスキップする

バイトダンス、TikTok懸念解消に努力-承認手続きは停滞気味

  • 国家安全保障上の問題解決に向けて米当局と協力
  • 関係企業は承認手続きが11月の大統領選後までずれ込むことに備え

中国の北京字節跳動科技(バイトダンス)は動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」の株式売却計画を巡り、未解決となっている国家安全保障上の懸念解消に向けて米監督当局と協力している。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。関係企業は承認手続きが11月の大統領選後までずれ込むことにも備えているという。

  トランプ大統領は約2週間前に米オラクル主導の提案を承認したが、米政権内や中国政府には懐疑的な見方もある。オラクルは提携案の細部の条件についてなお交渉している。

  一方、バイトダンスは米国の国家安全保障リスクを審査する対米外国投資委員会(CFIUS)と最終案を巡り協議している。データセキュリティーに関する問題や新設されるティックトック・グローバルに関する中国の所有権、50億ドル(約5260億円)規模の教育基金設立の可能性など、幾つかの問題が未解決のまま残っている。

  トランプ大統領は11月12日より前に取引が成立しなければ、米国内のティックトックは閉鎖されると主張しているが、交渉が来月も続いた場合は期限の延長もあり得ると関係者は語った。

  非公開の交渉だとして匿名を条件に話した関係者の一部によれば、今後詰めなければならない詳細が膨大なこともあり手続きの進捗(しんちょく)は遅い。また、早期の連邦最高裁判事の上院承認を目指し、大統領選再選に集中するトランプ氏にとって、ティックトック・グローバルの優先順位は下がっていると関係者の一部が明らかにした。

  ティックトックの担当者はコメントを控えた。オラクルにもコメントを求めたが、すぐには返答がなかった。CFIUSは作業に関して確認も否定もコメントもしなかった。

原題:
ByteDance Works to Resolve TikTok Concerns as Process Drags On(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE