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5年前混乱招いた中国人民元、今は避難先に-G10通貨より大きく上昇

  • オフショア人民元は変動小さめで、多くの通貨と比べると流動性良好
  • ジェフリーズのベクテル氏がトップライブに投稿

中国人民元がボラティリティーからの避難先として注目されている。7-9月期に人民元は対ドルで3.8%上昇し、2008年初め以来の大きな値上がりとなった。

  オフショア取引では人民元の四半期上昇率は4%を超え、円やスイス・フランといった伝統的なセーフヘイブン(安全な避難先)資産を含むG10通貨を上回る上昇を記録した。わずか5年前に事実上の元切り下げが広範な市場の混乱を招いたことを踏まえると、人民元を巡る状況は一変している。

Yuan's 1M implied volatility more closely resembles Swissie than EM

  ジェフリーズの外国為替グローバル責任者ブラッド・ベクテル氏はブルームバーグのトップライブで、「この期間を通じてオフショア人民元は変動が小さめで、多くの通貨と比べると流動性も引き続きかなり良い」と9月30日にブログ投稿を行った。「中国は資本市場と市場アクセス改善で多くの仕事をした。これは継続の公算大で、流動性を改善させ、資本の流れを引き付けるだろう」とコメントした。

  新型コロナウイルスの大流行が世界の生産性に打撃を与える中で、中国は20年に経済成長を遂げる唯一の主要国となりそうだ。ブルームバーグのエコノミスト調査によれば、今年の中国国内総生産(GDP)は2.1%増、米国は4.4%減となる見込み。

原題:Yuan’s Best Quarter in 12 Years Boosts Status as Haven (1)(抜粋)

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