コンテンツにスキップする

ファイザーCEO、コロナワクチンのプロセスは政治に左右されない

  • 「政治的圧力に屈することは決してないだろう」とブーラCEO
  • 最終的データ準備できるのは10月中の可能性とこれまでに説明

ファイザーのアルバート・ブーラ最高経営責任者(CEO)は新型コロナウイルス感染症(COVID19)のワクチンの実用化を目指す過程が政治的圧力に左右されることはないとの立場を示した。こうした発言の背景にはワクチン開発を急ぐ動きが米大統領選に影響されているとの懸念が高まっていることがある。 

  1日に同社のウェブサイトに掲載された書簡でブーラCEOは「この極めて党派的な年にあって、われわれがもっと迅速に動くことを望む人たちと先送りを求める人たちがいるが、どちらの選択肢も受け入れられない」と強調した。

  ブーラCEOはこれまで、ファイザーがドイツのビオンテックと開発を進めるワクチンの有効性に関する最終的データを米食品医薬品局(FDA)に提出する準備が10月中に整う可能性があると説明。1日の書簡では年内に1億回分を提供できると期待していると表明した。

  トランプ大統領はこうした予定に乗じ、ワクチンが11月3日の大統領選までに広く入手できるようになる可能性があると示唆。一方、トランプ氏に対立する政治勢力や一部の公衆衛生専門家はそのペースに疑問を呈している。先週には研究者のグループがファイザーに宛てた書簡でFDAの緊急使用許可(EUA)申請を少なくとも11月後半まで待つよう同社に求めた。

ファイザーはワクチン許可申請を11月まで待つべきだ-研究者らが書簡

  ブーラCEOは「われわれは科学のスピードで動いている」とした上で、「政治的圧力に屈することは決してないだろう。唯一感じられる圧力は重いものでもあるのだが、われわれを頼りにしている数十億人、数百万のビジネス、数百の政府当局者だ」と指摘した。

原題:
Pfizer CEO Says Vaccine Process Won’t Be Swayed by Politics(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE