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ボーイング、787の製造をシアトルからサウスカロライナ州に移管へ

  • 生産は2021年半ばにノースチャールストン工場1カ所に集約する意向
  • ワシントン州エバレット工場での雇用への影響を引き続き調査中

航空機メーカーの米ボーイングは広胴型ジェット機の販売が低迷する中で、787ドリームライナーの製造事業をシアトル北部の名高い製造拠点からサウスカロライナ州にある労働組合のない工場に移管する。

  1日の発表文によると、ボーイングはドリームライナーの製造を2021年半ばにサウスカロライナ州ノースチャールストンの工場に集約したい考えだ。同社は約3万人を雇用し、他の広胴機も製造するワシントン州エバレット工場での雇用への影響を引き続き調査している。

Boeing To Resume 787 Operations In South Carolina

サウスカロライナ州ノースチャールストンにあるボーイングの製造施設。

撮影:Sam Wolfe / Bloomberg

  これにより、100年の歴史を持つワシントン州の製造拠点を除いて唯一の最終組み立てラインを置くサウスカロライナ州での10年にわたる事業拡大が強化される。需要低迷が何年も続く状況に備えたこの再編は、エバレットの巨大工場の将来に疑問を投げ掛けるものでもある。同工場はジャンボジェット機747の製造ラインを配置するため、1960年代に湿地帯や森林を開拓して建設された。

  ボーイングの商用機部門責任者、スタン・ディール氏は従業員向けメッセージで、「サウスカロライナ州の787製造拠点1カ所に集約することで、競争力と効率性を高め、この厳しい時代を乗り切り、新規ビジネスを獲得するより良い足場を築くであろうことが明確になった」と説明した。

原題:Boeing Spurns Seattle to Move All 787 Output to South Carolina (抜粋)

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