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ユーロ圏の余剰流動性が初めて3兆ユーロ突破-ECBの緊急措置で

欧州中央銀行(ECB)の緊急措置を受けてユーロ圏の余剰流動性が初めて3兆ユーロ(約371兆円)を突破した。

  域内の金融機関は中銀に滞留させる資金を6カ月弱の間に1兆ユーロ増やした。中銀の最新のデータが示した。ECBは市中銀行に低金利の資金を貸し付けるほか債券を購入し、新型コロナウイルス感染拡大による経済への影響を和らげようとしている。

  

Awash With Cash

Excess liquidity soars after ECB pumps money into economy

Source: ECB, Bloomberg

  ECBは条件付き長期リファイナンスオペ(TLTRO)で最低マイナス1%の金利で資金を供給している。余剰流動性は短期金利を押し下げ、3カ月物欧州銀行間取引金利(EURIBOR)とユーロ圏無担保翌日物平均金利(EONIA)の格差は7月に、2005年以来のマイナスとなった。

  新しい指標金利のユーロ短期金利(ESTR)は1日、1.4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下しマイナス0.57%と過去最低を更新した。

  ユーロ圏の銀行は先週、TLTROで1745億ユーロを借り入れた。6月は1兆3000億ユーロ。パンデミック緊急購入プログラム(PEPP)の下で5590億ユーロの債券もECBに売却している。

ECB、TLTRO3で1745億ユーロ供給-市場予想の上限付近

原題:
Euro-Area Spare Cash Exceeds 3 Trillion Euros for First Time(抜粋)

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