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ドル・円は105円台半ば、米追加経済対策への期待でリスクオン

東京外国為替市場のドル・円相場は1ドル=105円台半ばを中心に小動き。米追加経済対策を巡る協議が合意に向かっているとの期待感から株投資家のリスク志向が強まる中、ドルと円はともに他の主要通貨に対して売られやすい展開となっている。東京証券取引所ではシステムトラブルによって売買が停止されているが、為替市場への影響は見られていない。

  • ドル・円は午後0時現在、前日比ほぼ変わらずの105円46銭。ここまでのレンジは105円41銭から105円55銭
  • ドルと円は他の主要通貨に対して全面安

リスクオンでドル安と円安の綱引きに

市場関係者の見方

IG証券の石川順一シニアFXストラテジスト

  • 米追加景気支援策でムニューシン財務長官とペロシ下院議長の協議が前進したのを受けて株価が上昇する典型的なリスクオンの下、105円台半ばを挟んでドル安対円安の綱引きになっている。他の主要通貨の上昇は世界的なドル安の裏返し
  • 東京証券取引所の売買停止は為替市場では冷静に受け止められ、反応は限定的だった。日本銀行が公表した企業短期経済観測調査(短観)は材料視されていない

三井住友銀行NYトレーディンググループの下村剛グループ長

  • ドル・円は月初めで年度下半期のスタートに当たるので期初のフローがどう動くかに注目だが、大きな方向性が見えない中、もう少しもみ合いが続くのではないか
  • 米追加財政支援策を巡る協議では、まだ溝は埋まっていないが一時の物別れ状態からは改善しており、合意に向かって前進しているとの期待感が株高のリスクオンにつながっている
  • ADP雇用統計など一連の米経済指標の結果が市場予想に比べておおむね良かったこともリスクオンの一因

背景

  • 米経済対策案、160兆~230兆円規模になる見込み-ムニューシン財務長官
  • 米株価指数先物は1日の時間外取引で上昇
  • 東証で全銘柄の売買停止、相場情報の配信に障害-2005年以来
  • 日銀短観、大企業製造業の景況感11期ぶり改善-回復ペースは緩慢
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