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スイス中銀、今年上期に900億フランの為替介入-通貨高に対抗

  • 上期の介入規模は前年までの3年間の合計を上回る
  • 四半期の介入データを初めて公表、米国の批判かわす狙いも

新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)で市場が混乱した今年上期、スイス国立銀行(中央銀行)による為替介入は数年来の規模となる900億スイス・フラン(約10兆3200億円)に上ったことが分かった。

  投資家が資金の安全な逃避先をスイス・フランに求め、フランが対ユーロで5年ぶりの高値に上昇したことから、スイス中銀はフラン高に対処するため介入を増やさざるを得なかった。今年上期の介入規模は、前年まで3年間の合計額を上回った。

  スイス中銀が四半期の介入規模を公表したのは今回が初めて。為替介入への批判をかわす狙いがあるとみられる。米財務省は今年、為替操作国の可能性があるとしてスイスを警戒が必要な「監視対象国」に追加、同中銀に対して取引に関するデータをさらに公表するよう促していた。

  フランは今年の高値からは若干下落している。チューリヒ時間30日午前9時8分現在、フランは対ユーロで1ユーロ=1.0811フラン。為替介入データの公表後は一時、上昇した。

Spending Spree

The SNB stepped up its interventions in the first half of 2020

Source: Swiss National Bank

原題:SNB Interventions Soared to $98 Billion as Virus Roiled Markets(抜粋)

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