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レオパレス、米フォートレスから540億円の支援-債務超過解消も

更新日時
  • フォートレス傘下の企業への第三者割当増資や融資で資金調達
  • 施工不備問題でレオパレスは低迷、4-6月の純損失は大幅に拡大

施工不備問題から経営不振に陥った不動産会社のレオパレス21は30日開いた取締役会で、米投資ファンドのフォートレス・インベストメント・グループ傘下の企業からの出資や融資などを通じて約540億円の資金調達を実施することを決めたと発表した。

  発表資料によると、フォートレス傘下の企業を引受先とした120億円規模の第三者割当増資を実施するほか、新株予約権の発行や新株予約権付きローンなどで計約540億円を調達する。これにより既存の借入金の返済や社債の償還などへの対応が可能になり、債務超過の解消や財務体質の改善を図るとしている。

  フォートレスによるレオパレス支援は日本経済新聞が30日午後に先に報じていた。レオパレスの同日の株価は報道を受け、一時前日比22%高の191円まで急伸した。

  同社は延期していた4-6月期の決算も同日発表。純損失は141億円と昨年の約2.5倍に拡大。期末の自己資本比率は6.9%のマイナスとなっていた。

  レオパレスは2018年に集合住宅での施工不備問題が発覚して以降、業績が低迷。19年3月期から2期連続で純損失を計上した。新型コロナウイルスの影響もあり、今期(21年3月期)も80億円の赤字を見込んでいる。約1000人の希望退職を募集したほか、28日には、早期の債務超過解消に向けて鋭意検討を進めているとのコメントを公表していた。

  一方、フォートレスはソフトバンクグループ傘下の投資ファンドで、不動産会社のユニゾホールディングスを巡る争奪戦にも参加したが、米投資会社ローン・スターに敗れた。

(レオパレスの発表を追加して更新します)
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