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LIBOR最大リスク「それは顧客」-訴訟の不安残るとムーディーズ

  • 銀行は移行準備が進んでいると言うが、顧客の準備は遅れている
  • 金融機関は対応がずさんだったとして制裁金や訴訟対象になる危険も

世界的な金融機関の多くは、代表的な金利指標であるロンドン銀行間取引金利(LIBOR)からの移行準備が進んでいると言うが、借り手が「崖っぷち」のシナリオに至る場合は、訴訟の不安が根強く残ると格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスが警告した。

  ムーディーズのシニアアナリストでバイスプレジデントのオリビエ・パニス氏は29日のインタビューで、銀行の顧客はLIBOR廃止への準備が遅れており、これが貸し手を悩ます展開になる恐れがあると語った。

  パニス氏によれば、2021年末以降のLIBOR廃止後、代替指標への移行に伴う影響を十分理解していなかったと顧客が主張すれば、金融機関はずさんな対応を巡り制裁金や訴訟の対象になる危険性を抱える。

  パニス氏は「これらは金融機関が最も重大と見なすリスクだ」と指摘。「グローバル規模で進められる壮大な改革の最前線に立てるよう銀行は総合的なプロジェクトチームの採用に動き、最高財務責任者(CFO)らは市場協議に参加している。だが、大部分の借り手はそうではなく、ただついて行くだけだ」と述べた。

Playing Catch-Up

Financial institutions have stepped up their Libor exit planning in 2020

Source: Moody's Investors Service

原題:Libor’s Exit Sparks Legal Fears for Global Banks, Moody’s Says(抜粋)

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