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債券は下落、10年入札順調も高値警戒感で売り優勢-超長期債軟調重し

更新日時

債券相場は下落。この日実施された10年利付国債入札結果は順調だったものの、長期金利がゼロ%に近づき高値警戒感から売りが優勢だった。来週の30年債入札を意識した売りで超長期ゾーンが軟調となり、相場の上値を重くしたとの見方もある。

  • 新発10年債利回りは前日比横ばいの0.01%
  • 新発20年債利回りは0.5ベーシスポイント(bp)高い0.40%、新発30年債利回りは1.5bp高い0.605%
  • 長期国債先物12月物の終値は6銭安の152円5銭。米長期金利上昇の流れを引き継ぎ小安く始まった後、10年債入札が順調だったことで一時プラスに浮上したが、買いは続かず、再び売りが優勢となった
先物中心限月の推移

市場関係者の見方

野村証券の中島武信シニア金利ストラテジスト

  • 先物の上値が重いのは、10年債利回りがゼロ%に近く、どんどん買い進める金利水準でもないためか
  • 10年債入札は順調。新回号で既発債比1.5bp高く見栄えがいいことに加え、9月の中間決算期を越え投資家が動きやすかった
  • 相場はいったんこう着する可能性はあるが、10年債利回りの上限は0.05%から0.03%に切り下がった可能性も

岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジスト

  • 入札結果は順調だったが、予想の範囲でもあり、国債増発を巡る不透明感が残る中で投資家は上値追いには慎重
  • 9月中は慎重だった投資家も下期に入り、金利もプラスなので、10年債入札にはそれなりに買いに入ったようだ
  • 6日の30年債入札も意識され始めており、超長期債の上値を重くした

10年債入札

  • 最低落札価格は100円74銭と市場予想の100円72銭を上回る
  • 投資家需要の強弱を反映する応札倍率は4.06倍と、5月以来の高水準
  • 小さいほど好調を示すテールは1銭と、前回の11銭から大幅に縮小
  • 野村証の中島氏
    • 10年債入札はどの要素をみても順調だった
    • 米大統領選の第1回テレビ討論会後もバイデン氏優位は変わらず、不透明感がある程度払しょくされたことも買い安心感
  • 備考:日本債券:10年利付国債の過去の入札結果(表)
  • 備考:トランプ氏、再選に必要な支持遠ざけた恐れ-討論会に幻滅

東証売買停止

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.130%-0.115%0.010%0.400%0.605%0.640%
前日比+1.0bp横ばい横ばい+0.5bp+1.5bp+1.0bp
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