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ドル・円反落、米討論会後に株売り・円買い-バイデン氏優位との見方

更新日時

東京外国為替市場のドル・円相場は反落。五・十日のドル需要や月末・期末に絡んだドル買いが先行したが、米大統領候補討論会後にバイデン氏優位との見方から米株価指数先物が下落に転じると、円買い・ドル売りが優勢となった。

  • ドル・円は午後3時9分現在、前日比0.2%安の105円45銭。仲値公示にかけて15日以来の高値となる105円80銭を付けた後、105円44銭まで下落
  • 円は主要10通貨全てに対して上昇。ドルも円以外の通貨に対して上昇
討論会後に下落に転換

市場関係者の見方

三菱UFJモルガン・スタンレー証券の植野大作チーフ為替ストラテジスト

  • 月末・期末の五・十日で仲値にかけてドル・円は上がったが、仲値が終わると実需絡みのフローが一服し、一段と上値を追いかけて買う向きがいないので落ちているという感じ
  • 米大統領候補討論会は、大きく世論調査が動くようなへまをどちらかがすれば別だが、非難の応酬の泥仕合のような状況は想定外ではない

ドイツ証券外国為替営業部の小川和宏ディレクター

  • 討論会の情勢としてはバイデン氏が有利な状況で始まり、結果としてその目線が大きく変わるようなものにはならなかった
  • バイデン氏優勢が揺るがないということで、反ビジネス、反富裕層的な政策がとられるとの見方から米株先物が下落し、ドル・円やクロス円(ドル以外の通貨の対円相場)の重しに
  • 選挙まで情勢が変わる可能性は十分あり、これが流れとして続くとは思わない。情勢見極めで、ドル・円は狭いレンジの中で動きづらい状況が続きそう

背景

  • バイデン氏は第1回討論会で、新型コロナウイルス対応と人種差別巡る分断に関してトランプ大統領を批判
    • 両候補はオバマケアと経済、税を巡り議論。司会者が割り込めないほどヒートアップする場面も
  • オンライン賭け屋のラドブロークスによると、討論後の賭けは幾分、バイデン氏有利に
  • アジア時間の米株価指数先物は下落。討論会中に最大0.7%上げていたS&P500種株価先物は1%強下落。日本株も午後に下げ幅を拡大し、日経平均株価は前日比353円安とほぼ安値引け
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