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英下院、EU離脱協定違反の法案可決-上院で否決なら通商交渉に打撃

英下院は29日、欧州連合(EU)と英国が締結した離脱協定を事実上一部書き換える「国内市場法案」を賛成多数で可決した。

  同法案は賛成340、反対256で下院を通過した。だが、事情に詳しい複数の関係者によれば、反対派の多い上院では審議が難航すると閣僚らは予想し、ジョンソン首相も否決の事態に備えている。

  法案は離脱協定の一部として合意された英領北アイルランドのプロトコル(手続き)をほごにする内容を含む。5人の首相経験者全員が国際法違反を理由に異議を唱え、法務担当の要人2人も既に政権を去った。

  北アイルランドの地位に揺さぶりをかけることで、最終局面にあるEUとの自由貿易協定(FTA)締結交渉でより良い条件を引き出す狙いが英政府にあると考えられる。このため法案が否決されれば、EUとの協議を優位に進める「てこ」が奪われ、ジョンソン政権にとって打撃となる。

原題:Johnson’s Law-Breaking Brexit Plan Faces Defeat, Ministers Fear(抜粋)

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