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リジェネロンの抗体カクテル療法、コロナウイルス量減らす効果

更新日時
  • 関連症状も軽減-外来でのコロナ治療に役立つ可能性を示唆
  • 抗体治療が強力なコロナ治療方法となり得ることを示す

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リジェネロン・ファーマシューティカルズは29日、2つのモノクローナル抗体を組み合わせた抗ウイルス薬「REGN-COV2」を新型コロナウイルス感染症(COVID19)の外来患者に投与した臨床試験で、患者のウイルス量が減り、症状が軽減されたとの結果を発表した。外来でのコロナ治療に役立つ可能性が示された。

  発表資料によると、COVID19患者275人を対象に実施された初期段階の試験で、REGN-COV2を投与された患者はプラセボ(偽薬)投与の患者との比較で7日後の血流のウイルス量が低かった。高用量、低用量のいずれも忍容性は良好だった。

  リジェネロンの株価は29日の時間外取引で一時1.3%上昇した。年初からこの日の通常取引終了までは53%上げていた。

  同社のジョージ・ヤンコプロス最高科学責任者(CSO)は発表資料で、REGN-COV2が「COVID19患者のウイルス量を急速に減らし、関連症状を和らげた」と指摘した。

  今回の結果は、抗体治療が強力なコロナ治療方法の一つとなり得ることを示す。米国立アレルギー感染症研究所(NIAID)のアンソニー・ファウチ所長は、体内で新型コロナウイルスの進行を止めるモノクローナル抗体について、ワクチン実用化前に症状の深刻化を回避する戦略として有望だとの認識を示していた。

ファウチ所長、ワクチン実用化「橋渡し」で感染初期の治療を有望視

  リジェネロンの幹部らは電話会見で、緊急使用許可(EUA)の申請に進むのに今回の新データが十分かどうか米当局と協議する考えを示した。

原題:Regeneron Antibody Cocktail Lowers Virus in Covid Patients (1)(抜粋)

(株価や会社幹部の発言などを追加して更新します)
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