コンテンツにスキップする

トランプ氏、雇用創出の約束果たせず-4年で雇用純減の初の大統領に

トランプ大統領

トランプ大統領

Photographer: Roger Kisby/Bloomberg
トランプ大統領
Photographer: Roger Kisby/Bloomberg

1日を始める前に押さえておきたい世界のニュースを毎朝お届け。ブルームバーグのニュースレターへの登録はこちら。

トランプ米大統領は前回の選挙戦で、「雇用に関してこれまでで最も偉大な大統領になる」と大見えを切った。

  4年後の今、同氏は第2次世界大戦以降で任期の4年間に雇用を減らした初の大統領として1期目を終えようとしている。

  新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)は記録的長期に及んだ米景気拡大を終わらせ、少なくとも1940年代以来の急激な景気後退を引き起こした。その結果、トランプ氏の就任から今年8月までで米雇用者数は470万人の純減となり、失業者は1300万人余りに上っている。ニューヨーク市とシカゴ、ヒューストンの人口を合わせた数にほぼ相当する。

  しかし、新型コロナの前でも、トランプ時代の雇用増加はオバマ前大統領の2期目とほぼ同等のペースでしかなく、2016年の選挙戦で言及した次の10年で2500万人の雇用創出というトランプ氏の約束には届いていなかった。

More Jobs

Before the pandemic, payrolls grew at a steady pace under Trump

Source: Bureau of Labor Statistics

  10月2日には11月3日の大統領選挙前で最後の雇用統計が発表される。エコノミストは非農業部門の雇用者数85万9000人増と8.2%への失業率低下を予想している。これは失業率低下ペースの鈍化を意味し、雇用者数は新型コロナ危機前の水準を約1100万人下回ることになる。

  数字はトランプ大統領と民主党大統領候補のバイデン前副大統領が、米経済を再生させる次期大統領としてどちらが適任かを議論する際の材料になるだろう。

More Inclusive

The record-long expansion bolstered employment across demographic groups

Source: Bureau of Labor Statistics

  雇用の質の問題もある。17年1月-20年2月までに創出された民間部門の雇用の41%は娯楽、接客、教育、医療などの職だったが、これらの分野の週給は平均で1000ドル(約10万6000円)足らずと低い。

  米民間部門の雇用の質を示す指数はオバマ2期目の大半の期間で着実に上昇したが、トランプ時代に入って低下し、19年4月には過去最低を記録した。

Worse Jobs

Millions of jobs were added, but the quality of jobs declined

Source: Job Quality Index

原題:
Trump’s Jobs Record Fell Short of Promises Even Before the Virus(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE