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トランプ氏、不動産王のイメージはテレビ番組を通じた虚像-NYT紙

  • 不動産王との虚偽のイメージがトランプ大統領誕生に寄与したと指摘
  • ホワイトハウスは「政治的動機に基づく中傷記事」だと反論

トランプ米大統領は、かつて司会を務めていたテレビ番組「アプレンティス」で4億3700万ドル(約461億円)を稼いだという。米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)が28日夜に伝えた。同紙は、同番組の成功が不動産王という虚偽のイメージをトランプ氏に与え、それが最終的にホワイトハウスへの道につながったと指摘している。

  トランプ氏の納税資料20年分余りを分析した同紙によると、16年間の番組出演による直接の収入が1億9700万ドルで、番組で築いたイメージを活用したライセンス収入やスポンサー収入、講演料などが計2億3000万ドルだった。

  これら収入は、アトランティックシティーのカジノ事業で損失が膨らみ、苦境にあった同氏の経済状況を改善させた。番組での名声を通じて得た資金はゴルフリゾートへの相次ぐ投資に使われたが、それらゴルフ場経営でも損失を出していたという。

  NYT紙は今回の報道に先立つ27日、トランプ氏が自身について富豪の不動産王としてのイメージを打ち出しながら、ゴルフ場経営で計上した多額の損失で利益を相殺し、過去15年間のうち10年で所得税を支払っていなかったと報じていた。

トランプ氏、16年と17年に納めた連邦所得税750ドルとの報道否定 (1)

  ホワイトハウスのジャッド・ディア報道官は同紙に対し、最新の記事は29日に行われる大統領選の第1回候補者討論会の前というタイミングを狙ったものであり、「政治的動機に基づく不正確な情報だらけの中傷記事」だと反論した。

原題:
Trump Gained Riches, Mogul Aura From ‘Apprentice,’ Times Reports(抜粋)

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