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ドル・円は105円後半、リスク選好でドル売り先行も午後は円売り優勢

更新日時

東京外国為替市場のドル・円相場は1ドル=105円台後半。米追加経済対策の協議継続などを背景としたリスク選好の流れを引き継ぎ、全般的にドル売りが先行したが、午後に日経平均株価がプラスに転じるとクロス円(ドル以外の通貨の対円相場)中心に円売りが優勢となった。

  • ドル・円は午後3時52分現在、前日比0.2%高の105円66銭。午前に一時105円34銭まで軟化後、午後には105円70銭まで上昇
  • 円は主要10通貨全てに対して下落
リスク選好継続

市場関係者の見方

クレディ・アグリコル銀行の斎藤裕司外国為替部長

  • 月末のドル売りが残っているとみられるが、ドル・円は少し押すくらいだろう。あすが半期末で、米大統領選の討論会も控えて手を出しにくいはず
  • 半期末のポジション調整もあり、午後は日本株が上昇に転じるのを見ながらクロス円はストップの買いを付けた。ただ、ドル・円の105円台後半は重いだろう

ソシエテ・ジェネラル銀行の鈴木恭輔為替資金営業部長

  • 期末・月末絡みで実需の売りなども入っていると思うが、米討論会や週末に米雇用統計も控えている日柄で、一方向に投機勢も動きづらい
  • 選挙は水物なので、米大統領選に向けてポジションを仕込むにもまだ時期が早い感じ。今回仮にトランプ氏が巻き戻す動きを見せたとしても、あまり波乱にはならないのではないか

三井住友信託銀行ニューヨークマーケットビジネスユニットの持田拓也調査役

  • 米大統領選の第1回討論会は今後どちらが当選するかを織り込む上で重要。トランプ氏有利との印象になれば、ファーストリアクションとしては、より積極的な財政支出で金利上昇・ドル買いの反応、バイデン氏有利ならその逆というイメージ

背景

  • 米大統領選の第1回討論会が米国時間29日夜にオハイオ州クリーブランドで行われる。世論調査の支持率では民主党候補のバイデン前副大統領がリードしているが、討論会次第で形勢が変わる可能性もある
    • バイデン氏は今回の討論会でトランプ大統領から対中政策について厳しく追及されると見越して準備
  • 米下院民主党は28日、2兆2000億ドル(約232兆円)規模の経済対策案を公表
  • 28日の米株式相場は大幅続伸。29日アジア時間の米株価指数先物も上昇し、アジア株もほぼプラス。日本株は9月末の配当権利落ちの影響が重しとなったが午後には持ち直し、日経平均株価は前日比27円高で終了
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