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ヘッジファンド、ドルショート3年ぶり高水準-スクイーズ必至か

更新日時
  • ドルは先週、週ベースで4月以来の大幅高-月間も3月以来の上昇か
  • 「ドルが持ち高調整による恩恵を受ける余地がまだある」とING

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ヘッジファンドはドル安を見込んだ投資ポジションを約3年ぶりの高水準に積み上げてきたが、ここにきてショートスクイーズに向かいつつありそうだ。

  新型コロナウイルスの感染再拡大や混乱が予想される米大統領選を巡り市場が緊張状態にある中で、ドルが世界で最も安全な逃避先としての地位から脱落するとの予想は時期尚早のようだ。ドルは先週、週ベースで4月以来の大幅な上昇となった。INGグループのデータによると、ドルはG10通貨のうち9通貨に対して下落が予想されている。

  最新データによると、ドル安を見込んだポジションはほとんどカバーされていない。22日までの米商品先物取引委員会(CFTC)データに基づくと、インターコンチネンタル取引所(ICE)のドル指数に関する先物のネットショートポジションは2017年11月以来の水準だ。これは投機筋がショートスクイーズを余儀なくされ損切りに見舞われる局面が始まったばかりである可能性を示唆している。

Speculators are the most short the U.S. dollar in almost three years

  INGの通貨ストラテジスト、フランチェスコ・ペソル氏は電子メールで、「ドルのショートは数年ぶりの高水準だったが、全てが先週、手じまいされたとは言えない」とした上で、「ドルが持ち高調整による恩恵を受ける余地がまだあることは間違いない」と指摘した。

  ブルームバーグ・ドル指数はロンドン時間29日午前8時42分(日本時間午後4時42分)現在、ほぼ変わらず。9月1日に記録した2年ぶり低水準から2%余り上昇し、このまま行けば月間ベースで3月以来の値上がりとなりそうだ。

原題:Hedge Funds in Biggest Dollar Short Since 2017 Risk Squeeze (1)Hedge Funds in Biggest Short Since 2017 Risk Squeeze (Correct) (抜粋)

(最終段落にドル指数を加えて更新します。更新前の記事で第2段落のドル見通しを9通貨に対して下落に訂正済み)
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