コンテンツにスキップする

EU、英国との通商交渉諦めない-法的措置も辞さない姿勢は維持

  • 法的な手続きを「ためらわない」-シェフチョビッチ欧州委副委員長
  • 英・EU担当者による通商交渉は29日から再開

欧州連合(EU)は、英政府が国際法に違反する法案を取り下げなくても英国との通商交渉を諦めない意向を示した。その一方で英国に対し、同法案を撤回しなければ法的措置も辞さない姿勢もあらためて示した。

  EUの執行機関である欧州委員会のシェフチョビッチ副委員長(機関間関係・先見性担当)は28日、ブリュッセルでゴーブ英内閣府担当相(国務相)と会談。昨年のEU離脱協定の一部を英国が書き換えようとしても、EUは今後の通商関係を定める交渉からは決して撤退しないと表明した。

  シェフチョビッチ氏はゴーブ氏が政府による法案取り下げを確約しなかったとして、英国に対する法的手続きの検討を「ためらわない」と述べたが、具体的な内容や時期についての言及は避けた。EUは離脱協定を一方的に一部無効にできる内容を含む「国内市場法案」を月末までに撤回するよう英国に要求している。

  シェフチョビッチ氏は記者団に対して、「信頼を裏切る行為があったものの、われわれは合意を成立させる決意だ」と表明し、「今後の通商関係を巡る交渉を終わりにするのは決してEU側ではない」と述べた。

  ゴーブ氏はテレビ放映されたインタビューで、国内市場法案で問題となっている条項について、「セーフティネット」の役割があるとして削除されないだろうと述べた上で、EUと合意に向け交渉できることを望んでいると話した。

  スラック英首相報道官はジョンソン首相は依然として10月16日をEUとの合意成立の最終期限だと受け止めており、EUは「より現実的」な政策が必要だと主張した。

  英・EU担当者による通商交渉は29日から再開する。

原題:EU Says It Won’t Halt Brexit Talks Despite Renewing Legal Threat(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE