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超長期債中心に上昇、30年債に投資家の買いとの見方-2年入札は無難

更新日時

債券相場は超長期債を中心に上昇。前日までの相場下落で利回りに値ごろ感が出たことから30年債などに投資家からの買いが入ったとの指摘が聞かれた。一方、この日実施された2年債入札は無難な結果となり、相場への影響は限定的だった。

  • 新発30年債利回りは一時0.60%、新発40年債利回りは一時0.64%と、ともに前日比1.5ベーシスポイント(bp)の低下
  • 新発10年債利回りは0.5bp低い0.015%
  • 長期国債先物12月物の終値は5銭高の152円11銭。午前に152円13銭まで上昇した後は上値が重くなり、午後は一時横ばいまで伸び悩んだものの、引けにかけて再び買いが優勢となった
先物中心限月の推移

市場関係者の見方

パインブリッジ・インベストメンツ債券運用部の松川忠部長

  • きのうは第3次補正予算や国債増発を巡る思惑から10年債や超長期債が売られたが、きょうの午後には30年債に投資家の実需の買いが入った
  • きょうは買いやすい水準になり小じっかりに推移した

三井住友トラスト・アセットマネジメントの押久保直也シニアエコノミスト

  • 2年債入札の結果は最低落札価格が予想を上回り無難な範囲
  • 午後に入り円安、株高と他市場がリスクオン基調になったことが先物の上値を重くした
  • 今夜のトランプ大統領とバイデン民主党候補の第1回テレビテレビ討論会を前にポジションを一方向に傾ける感じはない

2年債入札

  • 最低落札価格は100円48銭と、市場予想中央値の100円47銭5厘を上回る
  • 応札倍率は4.02倍と前回の4.66倍から低下
  • 小さいほど好調を示すテール(最低と平均落札価格の差)は5厘と、前回の3厘からやや拡大
  • 三菱UFJモルガン・スタンレー証券の稲留克俊シニア債券ストラテジスト
    • 最低落札価格が事前予想を上回り、しっかり需要があった
    • 担保需要への期待を背景におおむね無難な結果だった
    • 入札結果は債券相場に材料視されず
  • 備考:日本債券:2年利付国債の過去の入札結果(表)

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.155%0.115%0.015%0.400%0.605%0.645%
前日比-0.5bp-0.5bp-0.5bp-0.5bp-1.0bp-1.0bp
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