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ドル・円は下落、米金利の低迷や期末に絡む国内企業などのドル売りで

更新日時

東京外国為替市場のドル・円相場は下落した。米長期金利の低下傾向や期末に絡んだ国内企業などからのドル売りが背景。ただ、米大統領選候補の討論会を29日に控え、相場は大きく動きにくいとの指摘も出ていた。

  • ドル・円は午後3時26分現在、前週末比0.3%安の1ドル=105円31銭。ここまでの取引では105円69銭を高値に一時105円27銭まで下落
  • ドルは主要10通貨のうちスイスフランを除くすべての通貨に対して下落

ドル・円は午後に下げ幅を拡大

市場関係者の見方

あおぞら銀行の諸我晃チーフマーケットストラテジスト

  • リスクオン的なドル売りがかなり強まっている。ドル・円は米長期金利の低迷に反応している面もあり、米国の金融緩和姿勢が強い中では投機筋も実需もドルの上値追いには慎重だ
  • 特に円買い材料が出たわけではないが、月末・四半期末・半期末に特有のポジション調整が結果的に円買いに傾いていたようだ
  • 米連邦地裁が米政権による動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」の配信禁止などの措置を一時差し止める判断を示したことは、米国の対中強硬姿勢が緩むリスクオン材料

マネーパートナーズの武市佳史チーフアナリスト

  • ドル・円は上値が重いが、下値も固い。米10年金利の低下傾向はドル売り材料で、仲値では月末、四半期末、半期末の実需に絡んだドル売りが勝ったようだ
  • ただ、一方的に株高のリスクオンに傾く状況ではないため、積極的にドルを売っていく環境ではない

りそなホールディングス市場企画部の梶田伸介チーフストラテジスト

  • 米追加財政刺激策は両党が提案している規模がかけ離れている上、トランプ大統領による最高裁判事の指名もあって大統領選前の合意が一段と難しくなっており、ドルの重しに
  • 29日の米大統領選の討論会でバイデン氏が優勢を保つか否かで市場がどう反応するかコンセンサスが固まっておらず、その時の相場の地合いに左右されそうで、不透明感が漂っている

背景

  • 米10年物国債利回りは28日の時間外取引で0.65%台を中心に推移
  • 日経平均株価は前週末比307円高で取引を終了。米株価指数先物も上昇。アジア株も高い
  • 米政権のTikTok配信禁止措置を一時差し止め-連邦地裁
  • トランプ氏のバイデン氏「衰え」批判、米大統領選の討論会で逆効果か-期待値下げ
  • 米追加経済対策、財務長官と合意の可能性まだある-ペロシ下院議長
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