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米政権のTikTok配信禁止措置を一時差し止め-連邦地裁

更新日時
  • 安保上の脅威としてTikTokとの対決姿勢強めていた政権に打撃
  • 11月12日までに売却成立しなければ閉鎖する措置には差し止め命じず

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米連邦地裁判事は27日、米政府が発動しようとしていた動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」の配信禁止などの措置を一時差し止める判断を示した。国家安全保障を脅かすとしてティックトックと対決姿勢を強めていた米政権にとって打撃となる。

  親会社である中国の北京字節跳動科技(バイトダンス)がティックトック持ち分を米国企業に売却しない限り配信を禁止するとした大統領令に対し、バイトダンスが差し止めを要請していた。

  ワシントン連邦地裁のカール・ニコルズ判事は異例となる日曜午前の審理で、ティックトックの売却が成立しない場合に11月12日に閉鎖する措置については差し止めを命じなかった。

  差し止め命令が出されなければ、ニューヨーク時間27日午後11時59分(日本時間28日午後0時59分)に配信禁止措置が発動し、米国のアップルとグーグルのアプリストアからティックトックが排除されていた。

  米商務省は地裁判断後に声明で、「政府は差し止め命令を順守する方針であり、そのための緊急措置を講じているが、大統領令と商務長官の履行の取り組みを法的な異議申し立てから積極的に守っていく」と表明した。一方、財務省報道官は11月の売却期限はなお有効だと述べた。政府が控訴すれば、高裁で争われることになる。

  バイトダンスは、ティックトック米国事業持ち分のオラクルとウォルマートへの売却承認を目指す中で、トランプ政権と法廷闘争を続けている。ティックトックの代理人であるジョン・ホール弁護士は27日の審理で判事に対し、トランプ大統領自身が合意するよう求めている交渉をバイトダンスが進めている時にティックトック配信を禁止するのは筋が通らないと主張した。

原題:Trump Ban on TikTok Is Temporarily Blocked by Federal Judge (2)(抜粋)

(米商務省の声明などを追加して更新します)
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