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Photographer: Thomas Trutschel/Photothek
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米ワシントン州政府機関の多くにサイバー攻撃、大統領選控え-関係者

  • 州機関の多くに「トリックボット」などの高度なマルウェアが侵入
  • 選挙システムを含むコンピューターネットワークの脆弱性浮き彫り
BERLIN, GERMANY - FEBRUARY 02: Symbolic photo on the subject of hackers and data security. Hands write on a computer keyboard on February 02, 2020 in Berlin, Germany. (Photo by Thomas Trutschel/Photothek via Getty Images)
Photographer: Thomas Trutschel/Photothek

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米ワシントン州が広範囲かつ多方面にわたるサイバー攻撃を受けたと事情に詳しい関係者2人が明らかにした。

  メディアに語る権限がないとして同関係者が匿名を条件に語ったところでは、州機関の多くが「トリックボット」などの高度なマルウェアに侵入された。

  攻撃は既に1週間余り続いているものの、今のところ州の運営に大きな支障はないという。州の選挙システムへの影響もなかったが、11月の大統領選挙を約1カ月後に控え、同システムを含む州のコンピューターネットワークの潜在的な脆弱(ぜいじゃく)性が浮き彫りになった。

  インズリー州知事の報道官を務めるタラ・リー、マイク・フォーク両氏は、いずれもコメント要請に応じていない。ワイマン州務長官のオフィスは24日、「政府機関がさらされている活発なサイバー攻撃の脅威を承知しているが、現時点では選挙が標的と考える理由はない」とツイートしていた。

  関係者によれば、ワシントン州はサイバー攻撃を回避するため、国土安全保障省(DHS)や連邦捜査局(FBI)、マイクロソフトの支援を受けている。

  マイクロソフトの広報担当フランク・ショー氏はコメントを控えた。シアトルのFBIにメッセージを送ったが、受信は確認されていない。

  攻撃者の動機は不明なままだ。何らかのデータが盗まれたか、あるいはハッカーがここ数年にわたり全米の都市や学区、企業に打撃を与えてきたようなランサムウエア攻撃を計画していたかは分かっていない。それでも大統領選を前にした攻撃のタイミングからセキュリティーを巡る懸念が高まっている。

原題:
Hackers Have Infiltrated Many of Washington State’s Agencies(抜粋)

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