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ボーイング、広範な経費削減策を準備-幹部削減から不動産圧縮まで

  • 約170人の中間レベルの幹部が早期退職割増金を受け取る
  • MIT近くに今年オープン予定だった研究センターの計画も見直し

ボーイングはマサチューセッツ工科大学(MIT)近くにある施設を含む所有不動産の圧縮と幹部の削減を進めている。航空機の販売激減や運航停止となっている737MAXのコスト増大への対応に懸命に取り組んでいる。

  事情に詳しい複数の関係者によると、約170人の中間レベルの幹部が年間給与を含めた早期退職割増金を受け取る。170人のうち70人は商用機部門に所属する。この条件を受け入れるバイスプレジデントとシニアマネジャーの第一陣は10月2日、第二陣は年内にそれぞれ退職する。

Grounding Of Boeing 737 MAX Planes Extended As New Flaw In Software Is Found

ボーイングフィールド近くの従業員用駐車場に駐機する737MAX(2019年、ワシントン州シアトル)

撮影:スティーブンブラッシャー/ゲッティイメージズ

  ボーイングは今年、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)で航空旅客が前例のない落ち込みとなった際に1万9000人を削減したが、その時よりも今回の経費節減策は深く、広範だ。手元資金の流出に歯止めをかけることが同社にとって最大の関心事となっており、ビジネスや組織構造とともに未来の技術への投資でも節減を進めている。

  ボーイングが検討中の節減策で最も規模が大きく、物議を醸しているのが787ドリームライナーの生産を1カ所に集約することだ。ワシントン州エベレットの最終組み立てラインが閉鎖され、サウスカロライナ州の工場に統合される可能性が濃厚だ。

ボーイング最大労組、対決姿勢強める-787組立工場集約巡り

Boeing's Newest 787 Prepares To Take Off As Trump Roils Trade

サウスカロライナ州の最終組立工場の生産ラインにあるドリームライナー787の機体の一部(2016)

写真家:Travis Dove / Bloomberg

  同社はマサチューセッツ州ケンブリッジにあるMITのケンドール・スクエア・イニシアチブに今年オープン予定だったオートノマス・フライト・リサーチ・センターの計画も見直した。自律飛行技術を手掛けている子会社オーロラ・フライト・サイエンシズの従業員がその施設に移る計画はなくなったとボーイングは説明している。

原題:
Boeing Prepares Deeper Cuts From Executive Ranks to Real Estate(抜粋)

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