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日本株大幅続伸、米株安定や中国指標改善で内外需高い-再投資期待も

更新日時
  • 米S&P500種は15日以来の続伸、アジア時間の米先物も一段高に
  • 中国工業利益は4カ月連続増加、きょう3月決算の権利付き最終日

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28日の東京株式相場は大幅続伸。アジア時間の米国株が落ち着きを示したことや中国景気指標の改善、期末配当権利取りの動きが重なり、電機や機械など輸出関連、情報・通信、素材、不動産など内外需とも広く買いが優勢となった。

  • TOPIXの終値は前営業日比27.70ポイント(1.7%)高の1661.93
  • 日経平均株価は307円(1.3%)高の2万3511円62銭

〈きょうのポイント〉

  • 先週末の米S&P500種株価指数は15日以来の続伸、ナスダック総合指数は2.3%高と9日以来の上昇率-アジア時間28日の米株先物は一段高
  • 中国の8月工業利益は前年同月比19.1%増-4カ月連続の増加

  東海東京調査センターの鈴木誠一マーケットアナリストは「米国株が久しぶりに明確な続伸になった。ずるずる下がる可能性もなくなり、落ち着いてきた。懸念されていた円高の流れも変わってきている。外部環境の安定感が日本株の続伸の要因」と述べた。米中摩擦に関する半導体関連の悪材料が重なる中で、ナスダック先物が堅調に推移していたことも安心感につながった。

  また、国内ではきょう3月決算企業の9月末の配当・株主優待の権利付き最終日にあたる。武田薬品工業など医薬品、陸運、証券、情報・通信が堅調。三菱UFJモルガン・スタンレー証券の藤戸則弘チーフ投資ストラテジストは「配当取りの現物買いに加え、配当権利落ちに伴うパッシブ投資家の再投資が取引終了にかけて先物中心に入った」という。同氏によると、きょうとあすで6000億円規模の買い需要が発生するとしていた。

  任天堂も堅調で、値がさ株が多い日経500種平均は1989年以来の史上最高値を更新した。

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  いちよしアセットマネジメントの秋野充成執行役員は「カネ余りとコロナ禍での過剰な政策継続から米国株は底堅く推移しそうだ」と指摘。中国経済についても「底割れしないで回復感が出ている。中国10年債利回りが再度上昇に向かえば日本株の追い風になる」と話していた。

  • 東証33業種ではパルプ・紙や鉄鋼、不動産、証券・商品先物取引、電気・ガス、保険、精密機器などが上昇
  • 空運と海運は下落
大幅続伸
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