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債券下落、10年入札控え長期ゾーンに売り圧力ー超長期債の需給懸念も

更新日時

債券相場は下落。日本銀行が実施した国債買い入れオペで、週内に10年債入札を控える長期ゾーンの売り圧力の強まりが示されたほか、超長期債の需給懸念も根強く、長期や超長期ゾーンを中心に売りが優勢だった。

  • 新発10年債利回りは前週末比1ベーシスポイント(bp)上昇の0.015%
  • 新発40年債利回りは一時2bp高い0.655%と、7月上旬以来の水準まで上昇
  • 長期国債先物12月物の終値は10銭安の152円6銭。朝方に152円21銭まで上昇したが、次第に上値が重くなり、日銀オペ結果が発表された午後には軟化し、一時152円4銭まで下落した

市場関係者の見方

バンク・オブ・アメリカの大崎秀一チーフ金利ストラテジスト

  • 10年債はゼロ%が近づき、10月1日に入札も控えているため、オペに売りが膨らんだ
  • ゼロ%から金利を下げて買っていく人はいないというのが共通認識で、値上がりが期待できないのなら他のセクターに流れる
  • 超長期は40年債も業者のショートカバーが終わると買い手が減っており、来年度の国債発行計画で増発の思惑も出ている
  • 超長期の需給懸念は消えにくく、利回り曲線にスティープ(傾斜)化圧力が掛かりやすい中で、押し目買いが入るかどうかといった状況
新発40年物国債利回りの推移

日銀オペ

  • 対象は残存期間1ー3年、5ー10年、25年超、物価連動債で、買い入れ通知額はいずれも前回から据え置き
  • 応札倍率は5-10年が3.66倍と3月以来の高水準、25年超は4.48倍に上昇と、売り圧力の強まりが示された
  • BofAの大崎氏

    • 応札が膨らんだ上、スプレッドも高めと、総じて弱めの結果
  • 備考:国債買い切りオペ結果一覧

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.150%0.110%0.015%0.405%0.610%0.650%
前週末比+1.0bp+1.5bp+1.0bp+1.5bp+1.0bp+1.5bp
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