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ファイザーはワクチン許可申請を11月まで待つべきだ-研究者らが書簡

  • 2回目投与から少なくとも2カ月間は被験者の観察必要と指摘
  • ファイザー含む製薬9社は今月、ワクチン開発で手抜きしないと表明

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米製薬会社ファイザーは新型コロナウイルス感染症(COVID19)ワクチンについて、厳格な安全性基準を満たすために米食品医薬品局(FDA)への使用許可申請を少なくとも11月下旬まで待つべきだと、有数の研究者や生命倫理学者60人余りが同社への書簡で指摘した。ブルームバーグ・ローが報じた。

  同書簡はブルームバーグ・ローが入手し、署名者のうち6人が内容を確認した。ファイザーの臨床試験から10月に最終結果が出るかもしれないと報じられた後、25日付で送付された。同社はモデルナやアストラゼネカなど他社の有望なワクチン候補より先行する可能性が高いとみられている。

ファイザーのコロナワクチン、初期の確認で一番乗りか-開発先行組で

  ただ研究者らは書簡で、ファイザーの臨床試験では2回目の投与から少なくとも2カ月間は被験者を観察する必要があると指摘した。そうした場合、FDAによる緊急使用許可(EUA)の検討まで少なくとも11月下旬までかかる見通しという。

  書簡には「成功するためには一般市民がワクチンとその根拠となる科学に最大の信頼を寄せる必要がある」とした上で、「こうした基準が満たされる前のEUA申請提出は一般市民の信頼を大きく損ない、広範なワクチン接種に向けた取り組みが後退する恐れがある」とした。さらに「時期尚早の申請は感染拡大を長引かせ、悲惨な結果を招きかねない」と付け加えた。

  ファイザーの広報担当者は書簡を受け取ったことを確認、返答を準備しているとコメントした。同社を含む製薬9社は今月、ワクチン開発においては政治的な圧力に屈して手抜きをすることはないと表明している。

新型コロナワクチン、開発手抜きを否定-製薬9社が政治的圧力に抵抗

原題:
Pfizer Urged to Wait for November to Seek Vaccine Authorization(抜粋)

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