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米企業へのアーム売却、米中貿易戦争に巻き込まれる恐れ-英議員警告

英半導体設計会社アームが米エヌビディアに買収されることで米中の貿易戦争に巻き込まれた場合、同社の国外市場へのアクセスが弱まる恐れがあると、英国の議員らは警告した。

  エヌビディアと英政府の協議は初期段階にあると、事情を知る関係者は明らかにした。ダウデン英デジタル・文化・メディア・スポーツ相は同案件を競争市場庁(CMA)に付託する可能性を検討している。

  テクノロジー関連法に詳しい労働党のダレン・ジョーンズ議員は、「アームが米企業の傘下に置かれれば、トランプ大統領の決定が同社に及ぶことになるため、英国の企業や雇用にどう影響するかをわれわれは把握する必要がある」とインタビューで話した。エヌビディアによるアーム買収に対する政府審査に、この調査が含まれることを希望すると述べた。

英政府、エヌビディアによるアーム取得計画を精査へ-英首相報道官

  エヌビディアはアームの本社をケンブリッジから移さず、その知的財産の登録先を英国で維持しながら、人工知能(AI)研究センターに投資し、次世代のコンピューター科学者を養成していくと、同社広報担当者は語った。

  英政府は声明で、「アームは英テクノロジー業界の重要な一角を成し、英国経済に大きく貢献している」とした上で、企業買収が英国に「大きな影響を与える場合、われわれはさらに調査し、ちゅうちょせず適切な措置を講じる」と表明した。

原題:
ARM Deal Could Drag Britain into U.S.-China Trade Wars, MPs Warn(抜粋)

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