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中国恒大、デフォルトの可能性を当局に警告-金融システム脅かす恐れ

  • 深圳上場を当局が来年1月末までに認める必要と書簡で説明
  • 25日の香港市場で中国恒大株は乱高下する展開

中国恒大集団(チャイナ・エバーグランデ・グループ)がデフォルト(債務不履行)の可能性について中国当局に警告した。同社が求める深圳上場を当局が認めなければ、中国の50兆ドル(約5274兆円)規模の金融システムが動揺する恐れがあるとしている。

  中国恒大は広東省政府に宛てた8月24日付書簡で、資金不足を回避し、上場を確実にするために必要な再編案への支持を求めた。ブルームバーグがこの書簡を確認した。

Evergrande's shares flip between gains, losses

  広東省に本社を置く中国恒大が深圳証券取引所に上場する認可を来年1月31日までに得られない場合、同社の大株主となっている戦略的投資家の一部は投資資金の返還を求める権利がある。投資家側が期限延長を拒めば、中国恒大は同社が持つ現金および現金等価物の92%に相当する最大1300億元(約2兆円)を支払う必要が生じる。

  書簡では、こうした事態になれば、銀行や信託、ファンド、債券市場からの借り入れで「クロスデフォルト」を招く可能性があり、最終的には金融システムのシステミックリスクにつながり得ると中国恒大は警告している。

中国恒大集団の社債急落、株価も4カ月ぶり安値-流動性危機の懸念

  広東省政府の報道室に24日に電話したが返答はなかった。中国恒大は資料で、同社の資産再編計画を巡るソーシャルメディア上の投稿は「でっち上げ」だと主張したが、詳細には言及しなかった。当局に支援を求めたかどうかについては触れずに、1-8月に事業売り上げが4000億元のキャッシュフローを生み出し、健全な運営を維持していると説明した。

  中国恒大はすでに上場している香港で24日に株価が急落。同日の取引を5.6%安で終え、25日も下げて始まり、一時は4.6%安となったが、7%高となる場面もあるなど、値動きの荒い展開となっている。

原題:Evergrande Warns of Looming Cash Crunch, Spooking Investors (4)(抜粋)

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